相場の保ち合いとは「チャートが上がったり下がったりしている場合の途中や、価格が上昇から下降している、または下降から上昇している転換点で形成される、レンジで動く状況」である。また保ち合いは「中段保ち合い」とも呼ばれる。
保ち合いの端が三角形になっている状態を「三角保ち合い(トライアングルフォーメーション)」と呼ばれるほど、保ち合いのテクニカル分析は重要である。
ここでは、保ち合いでみられる以下のチャートパターンを解説していく。
- ボックス型
- ペナント型
- フラッグ型
- ウェッジ型
ボックス型
ボックス型はサポートラインとレジスタンスラインが平行で、その範囲内でチャートが保ち合っているチャートパターンである。その後、ラインを抜けて上昇または下降していく。箱のような形でチャートが維持するため、ボックス型と呼ばれる。
上値と下値の平行な範囲で保ちあった後、上値に抜けていく形を上昇ボックス型と呼ぶ。反対に下値に抜けていく形を下降ボックス型と呼ぶ。
ペナント型
ペナント型は上側のレジスタンスラインと下部のサポートラインが徐々に狭くなり、上値と下値のどちらもラインを越えずに三角形を形成しているチャートパターンである。上下どちらかにトレンドを形成しない期間が長いほど、反動で大きな動きになりやすい。
上昇トレンドの場合は上昇ペナント型と呼び、下降トレンドの場合は下降ペナント型と呼ぶ。上昇ペナント型はチャートが大幅に上昇した際の直後に現れやすい。反対に下降ペナント型は、チャートが大幅に下落した際の直後に見られやすい。
フラッグ型
フラッグ型はボックス型のように一定の間隔を保ちながら、上方向または下方向にレンジを形成したチャートパターンである。
上値と下値の両方が切り下がりながら、上値の方向に抜けていくチャートパターンを上昇フラッグ型と呼ぶ。反対に、上値と下値の両方が切り上がりながら、下値の方向に抜けていくチャートパターンを下降フラッグ型と呼ぶ。
ウェッジ型
ウェッジ型はチャートが進むにつれて徐々に三角保ち合いの値幅が狭まり、さらに上下どちらかに傾いているチャートパターンである。
チャートが上昇しながら三角形の先端が尖っているチャートパターンを上昇ウェッジ型と呼ぶ。上昇ウェッジが現れると、トレンドの転換や継続が発生しやすい。
また、チャートが下降しながら三角形の先端が尖っているチャートパターンを下降ウェッジ型と呼ぶ。上昇ウェッジと同様に下降ウェッジが現れると、トレンドの転換や継続が見られやすい。
上記のように保ち合いのチャートパターンはさまざまに存在する。サポートラインやレジスタンスラインを利用したチャート分析となるため、時間足を用いるはずだ。その場合、1つの時間足のみだけでなく、複数の時間足を活用してチャート分析を行うとよいだろう。
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※ファイナンス・マグネイト社調べ(2012年1月~2019年12月)