2021年4月に1BTCあたり約700万円の値を付け、5月には約300万円にまで暴落したビットコイン。8月上旬時点では、約500万円前後まで回復しています。再び上昇の兆しを見せているビットコインを見て仮想通貨への投資を考える人もいるでしょう。仮想通貨の取引を行うために欠かせないのが口座開設です。

この記事では、国内の代表的な取引所のコインチェックとDMM Bitcoinのサービスを比較し、それぞれのメリットを解説します。

コインチェックとDMM Bitcoinの取扱い通貨比較

コインチェック,DMM Bitcoin,特徴
(画像=PIXTA)

口座開設する前に、取扱い銘柄を確認することが重要です。「せっかく口座開設したのに投資したい銘柄がない」といった状態に陥ってしまう可能性があるからです。コインチェックとDMM Bitcoinの取扱い銘柄を比較してまとめました。

販売所の取扱い銘柄

販売所の取扱い銘柄を以下にまとめました。コインチェックは、現物取引のみの16種類(2021年5月時点)、DMM Bitcoinは、12種類の銘柄(2021年8月)を取り扱っています。

  コインチェック DMM Bitcoin
銘柄数 全16種類(2021年5月時点) 全12種類(2021年8月時点)
取扱い銘柄 【現物取引のみ】
・ビットコイン(BTC)
・イーサリアム(ETH)
・イーサリアムクラシック(ETC)
・リスク(LSK)
・ファクトム(FCT)
・リップル(XRP)
・ネム(XEM)
・ライトコイン(LTC)
・ビットコインキャッシュ(BCH)
・モナコイン(MONA)
・ステラルーメン(XLM)
・クアンタム(QTUM)
・ベーシックアテンショントークン(BAT)
・アイオーエスティー(IOST)
・エンジンコイン(ENJ)
・オーエムジー(OMG)
【現物取引】
・ビットコイン(BTC)
・イーサリアム(ETH)
・リップル(XRP)

【レバレッジ取引】
・ビットコイン(BTC)
・イーサリアム(ETH)
・イーサクラシック(ETC)
・リップル(XRP)
・ネム(XEM)
・ライトコイン(LTC)
・ビットコインキャッシュ(BCH)
・モナコイン(MONA)
・ステラ・ルーメン(XLM)
・クアンタム(QTUM)
・ベーシックアテンショントークン(BAT)
・オーエムジー(OMG)

※コインチェック公式ホームページ、DMM Bitcoin 公式ホームページより

取引所の取扱い銘柄

コインチェックとDMM Bitcoinの取引所対応銘柄を以下にまとめました。DMM Bitcoinは、取引所のサービスを行っていません。コインチェックでは、全5種類です。

  コインチェック DMM Bitcoin
銘柄数 全5種類(2021年7月時点) なし
取扱い銘柄 ビットコイン(BTC)
・イーサリアムクラシック(ETC)
・ファクトム(FCT)
・モナコイン(MONA)
・パレットトークン(PLT)

※コインチェック公式ホームページ、DMM Bitcoin 公式ホームページより

コインチェックとDMM Bitcoinの手数料比較

仮想通貨は、取引に関する手数料が発生します。取引にかかる手数料は、主に以下の3点です。

1.取引手数料
2.入出金手数料
3.送金手数料

コインチェックとDMM Bitcoinで1つずつ比較してまとめました。

1.取引手数料

取引手数料は、多くの会社が無料に設定しています。コインチェックとDMM Bitcoinも無料です。

  コインチェック DMM Bitcoin
取引手数料 無料 無料

2.入出金手数料

一般的に取引所では、自分の口座から取引所に入金する際の「入金手数料」と取引所から自分の口座へ出金する際の「出金手数料」がかかります。コインチェックとDMM Bitcoinの入出金手数料を以下にまとめました。入金方法によって手数料は、異なります。DMM Bitcoinは、コンビニ入金に対応していませんが、銀行振り込み・クイック入金共に手数料無料で安く使えます。

入金方法 コインチェック DMM Bitcoin
銀行振り込み 無料
(振り込み手数料別途必要)
無料
(振り込み手数料別途必要)
コンビニ入金 3万円未満 770円 取り扱いなし
3万円以上 1,018円
クイック入金 3万円未満 770円 無料
3万~50万円 1,180円
50万円以上 入金額×0.11%+495円

出金手数料は、コインチェックは407円、DMM Bitcoinは無料なのでお得です。

  コインチェック DMM Bitcoin
出金手数料 407円 無料

3.送金手数料

DMM Bitcoinの場合、現物は3種類(BTC・ETH・XRP)しか取り扱っていないため、ほかのアルトコインは送金できません。

  コインチェック DMM Bitcoin
ビットコイン 0.0005BTC 0.02BTC
イーサ(イーサリアム) 0.005ETH 0.1ETH
リップル 0.15XRP 無料
ライトコイン 0.001LTC 以下、取扱いなし
ビットコインキャッシュ 0.001BCH  
モナコイン 0.001MONA
リスク 0.1LSK
イーサ(イーサリアムクラシック) 0.005ETH
ベーシックアテンショントーク 60.0BAT
ネム 0.5XEM
クオンタム 0.01QTUM
ファクトム 0.1FCT
ステラルーメン 0.01XLM
アイオーエスティー 1.0IOST
エンジンコイン 25.0ENJ
オーエムジー 8.7OMG
パレットトークン 66.0PLT

コインチェックとDMM Bitcoinのスプレッド比較

DMM Bitcoinは、BitMatch注文に手数料がかかります。BitMatch注文は、自分の発注したレートとできるだけ正確な価格(発注から30秒以内)で取引できる注文方法です。他社でいうスプレッドと似た手数料となるため、コインチェックのスプレッドとDMM BitcoinのBitMatch手数料を比較しました。前提としてコインチェックとDMM Bitcoinのスプレッドは変動制です。時間や時期によってスプレッドが変動するため、あくまでも目安としてください。

また販売所と取引所でスプレッドは違います。DMM Bitcoinは取引所での取扱いがないため、比較できるように販売所のスプレッド・現物取引で統一しました。BTC(ビットコイン)に関しては、DMM Bitcoinのスプレッドがとても狭いです。一方で、XRP(リップル)はコインチェックのほうが狭いです。

  コインチェック DMM Bitcoin
BTC/JPY 6.2% 0.5%
ETH/JPY 6.0% 9.4%
XRP/JPY 8.4% 12.7%

コインチェックのメリット・デメリット

前述した内容をふまえて、コインチェックのメリットとデメリットを解説します。

コインチェックのメリット

コインチェックのメリットは、以下の3点です。

・取扱い銘柄が多い
・操作方法が分かりやすく初心者向け
・サービスが充実している

コインチェックの取扱い銘柄は16種類あり、国内トップクラスです。マイナーなアルトコインも扱っているため、購入したい仮想通貨が見つかる可能性が高いでしょう。また操作方法がシンプルで分かりやすいのが特徴的です。2021年上半期には、アプリダウンロード数国内No.1を獲得しています。そのためコインチェックの使い方に関する質の高い情報がネット上に多い傾向です。

コインチェックには、仮想通貨を毎月一定額積み立てしてくれる「CoinCheckつみたて」や電気代を支払うたびにビットコインをもらえる「Coincheckでんき」があります。このようなサービスの充実もコインチェックのメリットです。

コインチェックのデメリット

コインチェックのデメリットは、以下の2点です。

・手数料が高い
・ビットコインのスプレッドが高い

前述したようにコインチェックでは、入金手数料と出金手数料がかかります。ビットコインを購入する際のスプレッドもマーケット次第で変動はあるものの、DMM Bitcoinと比較すると高い傾向です。

DMM Bitcoinのメリット・デメリット

DMM Bitcoinのメリットとデメリットをまとめました。

DMM Bitcoinのメリット

・手数料が無料
・FX取引ツールが豊富にある
・取引方法が選べる

DMM Bitcoinのメリットは、手数料が無料な点です。手数料は、取引回数が増えるほど大きな負担となります。料金を気にせずに入金および出金ができることは、大きなメリットです。またDMM Bitcoinでは、FXと株取引で使う際のツールが仮想通貨の取引でも使えます。パソコンやスマートフォンを問わず無料で使えるので、ツールの操作方法を知っている投資経験者にとっては重宝するでしょう。

さらに現物取引だけでなくレバレッジ取引ができるのが特徴です。短期間で少額から始めたい人はレバレッジを使って利益を狙うことができます。

DMM Bitcoinのデメリット

・取扱い銘柄が少ない

DMM Bitcoinのデメリットは、前述したように取扱い銘柄が少ないことです。現物取引は、ビットコイン・イーサリアム・リップルの主要3銘柄のみなので、アルトコインに投資したい人は利便性に欠けるでしょう。

こんな人にコインチェックがおすすめ

コインチェックでの取引がおすすめなのは、以下の人です。

・多くの銘柄に投資をしたい人
・簡単に仮想通貨投資を始めたい人
・コインチェックのサービスを使いたい人

コインチェックは、国内トップクラスの取扱い銘柄がメリットです。例えば「たくさんのアルトコインに分散投資をしたい」「仮想通貨を購入したいけどどの銘柄かは決めていない」といった人には、コインチェックがおすすめです。

アプリも使いやすく、スムーズに取引できると定評があり、「難しい操作が分からない」「投資に慣れていない」といった人にもコインチェックは便利でしょう。公共料金を仮想通貨で払うことやレンディングといわれる仮想通貨貸し出しのサービスがあるのはコインチェックの特徴の一つです。仮想通貨に関するサービスを使いたい人は、コインチェックで口座を作りましょう。

こんな人にDMM Bitcoinがおすすめ

DMM Bitcoinでの取引がおすすめなのは、以下の人です。

・仮想通貨で積極的に資産を増やしたい人
・投資する銘柄が決まっている人
・豊富な取引ツールを使いたい人

DMM Bitcoinでは、レバレッジ取引が一つの特徴です。レバレッジ取引を使って積極的に短期間で資産を増やしたい人に向いています。取引銘柄が決まっている人は、DMM Bitcoinの取り扱い銘柄数が少ない点がデメリットとならず手数料が安いメリットを活用できるため、おすすめです。

DMM Bitcoinは、取引ツールの種類が多いことも魅力的です。コインチェックにはない機能なので取引ツールを使って相場を分析したい人はDMM Bitcoinのツールをうまく使えます。知識がある人は、DMM Bitcoinで口座開設するといいでしょう。

まとめ

コインチェックとDMM Bitcoinの手数料とサービスを解説しました。コインチェックは、比較的初心者向けのサービスでDMM Bitcoinは玄人向けのサービスと言えます。仮想通貨を購入する目的や自分の状況によって投資をするといいでしょう。またコインチェックとDMM Bitcoinはサービスに違いがあるものの大手が運用していることもあり、セキュリティー面などの安全性は信頼できます。

それぞれ良さがあるので、口座を開設して仮想通貨投資を始めてみましょう。