50代は、退職を控えライフスタイルが変わっていく世代です。これまでクレジットカードを保有していない場合には、取得しておきたいときでもあります。ここでは、50代がクレジットカードを作るべき理由と、おすすめのクレジットカードを紹介していきます。

50代でクレジットカードを作っておきたい理由

50代,クレジットカード
(画像=PIXTA)

50代のうちにクレジットカードを作っておくべきなのはなぜでしょうか。理由を見ていきましょう。

安定した収入が確保できないとカードが作れない場合がある

クレジットカードの申請時には、審査があります。この審査で重視されるのが「属性」と「信用情報」です。過去に信用事故がないことはもちろん、確実な返済の可否を判断されます。退職前の50代であれば勤務先と安定収入があるため、クレジットカードの取得は比較的容易です。

しかし安定した収入がなくなると返済能力に疑問を持たれるので、審査が通りにくくなる可能性が高くなります。そのため希望するクレジットカードが作れない恐れがあるのです。退職後再就職するにしても、収入が落ちる場合やはり条件としては不利となりかねません。これらをふまえると、クレジットカードの確実な取得が期待できる50代のうちに申し込むのがおすすめといえるのです。

年齢が高くなるとクレジットカードを作れなくなる可能性がある

一般的にクレジットカードの申し込みについては、年齢の上限はありません。18歳以上であれば申し込むことはできますが、先述したように審査では返済能力が問われます。例えば70~80歳でも現役並みの定期収入が確保できていれば、クレジットカードの取得は難しくありません。ただし高齢になるほど死亡率が高まるため、クレジットカード会社にとっては返済リスクが大きくなります。

カード会社が何よりも危惧するのは、代金未回収です。カード利用の未払い分は、相続人に対して請求できますが、回収コストや労力に見合うものとは限りません。そのため一般的には、年齢が高くなるほど審査が厳しくなる傾向がみられます。

ポイントや優待が利用できてお得

クレジットカードは利用金額に応じて各種ポイントが付与されたり、優待による割引特典があったりするなど何かとお得です。各カード会社では、スポーツ施設やテーマパークの利用優待、旅行保険付帯などカード会員向けのサービスを充実させています。

またクレジットカードで税金や各種公共料金の支払いも可能です。固定費や毎年定期的に支払う税金は、年額にすると相当の金額となるため、クレジットカードによるポイント還元を見逃す手はありません。支払いをクレジットカードに集約することで、年に数万円分の還元を受けることも可能です。

50代でクレジットカードを選ぶ際の注意点

次にクレジットカードを選ぶ際の注意点を見ていきます。

年齢制限がないか確認

カードの種類によっては利用できる年齢が定められているものもあります。よくみられるのは「若年層向け」「20代限定」といったものです。しかし逆に30代以上でなければ申し込みができないハイクラスのカードもあります。

50代でクレジットカードを選ぶ際には、利用に年齢制限がないかを確認し、自分の年代に適したカードを探すようにしましょう。

自身のライフスタイルに合ったカードを選ぼう

今後を見据えたうえでライフスタイルに合ったカードを選ぶことが大切です。ミドル世代からシニア世代へと移行していく中で「これまで必要であったものが不要となる」「新たな趣味を見つける」など生活にも変化が起こる可能性があります。例えばこれまで以上にネットスーパーの利用が増える場合は、利用の多い店と提携のあるカードが良いかもしれません。中には特定のネット店舗でのポイント還元が増えるカードや、限定セールを提供しているカードもあります。

他にも以下のようにクレジットカードによって強みはさまざまです。

・外食を楽しみにしている場合:グルメに強いカード
・ゴルフが趣味の場合:ゴルフ場の優待が受けられるカード

新しく手に入れるのであれば、自分の今後の生活を豊かにしてくれる使い勝手の良いクレジットカードを選びましょう。

年会費の負担をしっかりと把握しよう

クレジットカード選びでチェックしたいのが年会費の負担です。永年無料というクレジットカードも多いですが、「ステータスや特典からあえて有料のクレジットカードを選ぶ」こともあります。その場合でも、入会した年は無料で、翌年度から年会費負担が発生するケースも多いです。またャンペーンなどでさらに長期の無料期間が付いている場合もあります。

そのため「いつから年会費負担が発生するのか」についてしっかりと確認しておきましょう。

また「年間を通じて一度でも利用があれば翌年の年会費が無料になる」というシステムも良くあります。利用し忘れると翌年年会費が発生するため、クレジットカードを複数枚持っている場合は、使い忘れに注意が必要です。

旅行好きならゴールドカードがおすすめ

旅行が好きで頻繁に出かける場合は、ゴールドカードがおすすめです。年会費はかかりますがその分旅行保険が手厚く、国内外の旅行を広くカバーしてくれます。一般的なクレジットカードにも保険が付帯しているものはありますが、旅行費用のカード利用が条件であったり、補償が小さいものも少なくありません。

その点ゴールドカードの多くは、高額な旅行保険だけでなく空港ラウンジの利用ができるなど、旅行時に便利な付帯サービスが充実しています。また旅行保険の内容も以下のようにきめ細かく設定されている傾向です。

・随行者も補償の対象に含まれる
・自宅を出てから戻るまでの間をしっかりと補償してくれる
・旅行先での物品の破損などにも対応している

「定年後は夫婦で旅行を存分にしたい」と計画している人は、ゴールドカードを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

50代におすすめのクレジットカード

ここからはおすすめのクレジットカードを見ていきます。

楽天カード

楽天市場や楽天球団でおなじみ楽天グループの「楽天カード株式会社」が発行するクレジットカードです。顧客満足度調査においてクレジットカード業種12年連続第1位(2020年時点)を獲得、会員数は2000万人(2020年6月時点)を突破するなど、まさに国民的なクレジットカードといえるでしょう。年会費永年無料でありながらポイント還元率は1%です。

さらに「SPU(スーパーポイントアップキャンペーン)」の条件次第では、3.5倍以上のポイントを獲得できます。「街のお買い物でポイントアップ」「楽天市場の買い回りでポイントアップ」など、各種キャンペーンが随時開催されており、常にポイントアップのチャンスにあふれているのが大きな特徴です。

たまったポイントは、楽天サービスでの利用だけでなく楽天ペイや楽天Edyなどほぼ現金と同様に使えます。さらにカード料金の支払いや楽天証券の投資にも利用できるため、ポイントの使い道に困ることはありません。国際ブランドは、VISA、Mastercard、JCB、American Expressの4種類。年会費無料のカードながら、メインカードとしての価値が十分に備わっています。

JCBゴールド

日本のクレジットカードの草分け的存在ともいえるJCBが発行するプロパーゴールドカードです。プロパーカードとは、国際ブランドが独自発行をしているステータス性の高いクレジットカード。さらにゴールドカードとなれば成熟した大人がどこで差し出しても恥ずかしくありません。年会費は1万1000円で、初年度は無料となります。

旅行傷害保険は、海外で最高1億円、国内では最高5000万円です。その他、乗継遅延費用保険金やショッピングガード保険など充実の補償が付帯。空港ラウンジサービスやグルメ優待サービス、ゴールド会員専用デスクなど提供されるサービスには、ゴールドカードを持つステータスが感じられます。

ポイントは通常1000円のカード利用で1ポイント、ポイント還元率は0.5%です。さまざまなジャンルの優待店でボーナスポイントがたまり商品券・マイルへの交換やインターネットショッピングでの利用に使うことができます。

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンカードが発行するセゾンアメックスブランドのゴールドカードです。年会費は1万1000円、初年度は無料で利用できます。マイルがためやすいのと旅行やレジャーの優待が充実しているのが特徴。セゾンの永久不滅ポイントが国内ショッピング利用で1.5倍、海外ショッピングで2倍と、海外旅行での利用が多い人におすすめです。通常のセゾンカードのポイント還元率は0.5%ですが、海外利用では1%と高還元率になります。

そのうえで、アメックスが提供するショッピングやダイニング、ホテルの特典が利用でき世界1300ヵ所以上の都市のラウンジを無料で利用可能です。その他、ギフトの相談やコンサート・演劇などのチケットの手配、スポーツ施設の優待利用など生活のあらゆる面でのサポートが受けられるハイスペックなクレジットカードといえるでしょう。

ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカードは、世界初のクレジットカードとなった草分けの存在です。ダイナースクラブカード会員には、世界のセレブや著名経営者が名を連ね最高の信頼性を誇ります。年会費は、2万4200円。他のカードと比較すると高めですがダイナースクラブカードの特典は、まさにプラチナカードレベルです。

海外最高1億円、国内最高5000万円の旅行傷害保険や、年間500万円までのショッピングリカバリーなど充実の補償が特徴。エグゼクティブダイニングのコース料理が1名無料、プリンスゴルフリゾーツ特別優待といったセレブなお楽しみが提供されています。

ANA ワイドゴールドカード

三井住友カードが発行するANAのゴールドカード。年会費は、1万5400円です。ANAのゴールドカードの中でも「マイルが貯まりやすいカード」という定評があり、国際線の長距離フライトを良く使う人には、イチ押しのクレジットカードです。たまったVポイントは移行手数料は無料でマイルに還元でき、還元率は約1~1.3%、さらに搭乗ごとにボーナスマイルが付きます。

旅行傷害保険は国内外とも最高5000万円、さらに年間300万円までのショッピング補償も付いています。なお、買い物によるVポイントは、還元率0.5%。

50代でクレジットカードの審査に落ちてしまったら

クレジットカードを申し込んだけど審査を通らなかった場合、以下のような点を注意して再チャレンジしてみましょう。

・ステータスが低めのクレジットカードに申し込む
・プロパーカード・銀行系カードを避け、流通系カードに申し込む
・個人信用情報を確認する

50代で初めてクレジットカードを作る場合、カードの利用履歴(クレジットヒストリー)がないため、ステータスの高いカードは難易度が高くなります。比較的審査の難易度がゆるめの流通系カードなどを狙ってみましょう。

自分の個人信用情報に問題がないか、一度確認しておくと良いでしょう。問題がない場合には続けて申し込みを行わず、一定期間置いて再チャレンジをしてみてください。

まとめ

収入が減少するとクレジットカードが作りにくくなります。これまで現金派であっても、50代でクレジットカードを取得しておくといざというときに安心です。普段は使わずお守り代わりにする場合には、年会費永年無料のクレジットカードを選べば費用負担が発生しません。自分の暮らしに合わせた最良の1枚を選択してみてはいかがでしょうか。