40代にもなると多くの人がクレジットカードを利用したことがあるでしょう。しかし40代が持つべきクレジットカードがどんなものか考えたことはあるでしょうか。例えば「どのような場面で使うか」「ポイントを積極的にためたいか」「特典があるか」など、選ぶときにチェックしたいポイントはたくさんあります。

そこで今回は、40代が持っておきたいクレジットカードやクレジットカード事情について解説します。

40代のクレジットカード保有率

クレジットカード,40代
(画像=PIXTA)

40代のうちどのくらいの方がクレジットカードを保有しているかご存じでしょうか。株式会社ジェーシービーの「クレジットカードに関する総合調査(2020年度版)」によると、40代でクレジットカードを保有している男性は86.4%、女性の88.1%という結果でした。また40代の平均保有枚数は、男性が平均2.8枚(携帯枚数:平均2枚)、女性は平均2.7枚(携帯枚数:2枚)です。

調査結果より40代の約9割近くが平均2枚以上のクレジットカードを保有していることが分かります。同調査ではクレジット利用頻度についても調査しており、最も多く使うカードの40代における1カ月の平均利用頻度は男性が6.4回、女性は6.1回でした。新型コロナウイルスが流行している時期においては、他人との接触を気にする人も増えているため、クレジットカード払いを選択する人が増えている可能性があります。

また巣ごもり需要に伴い店舗に買い物に行かずインターネット通販で買い物する人も増加傾向です。そのため今後の調査では、クレジットカードの利用頻度が増えていくことが予想されます。

40代の方がクレジットカードを選ぶときのポイント

40代の方がクレジットカードを選ぶ際にチェックしておきたいポイントは、どんなことでしょうか。ここでは、以下の4点について考察していきます。

⮚ 特典やサービスの充実度
⮚ ビジネスシーンで使えるかどうか
⮚ ライフイベントにあっているかどうか
⮚ ポイント還元率はどうか

特典やサービスの充実度

せっかくクレジットカードを使うならば「どのような特典やサービスがあるのか」を知ったうえで選びたいものです。人によって必要かどうかは違うところもありますが、以下の点に注目してみてはいかがでしょうか。

⮚ 年会費
⮚ 保険(旅行傷害保険)
⮚ 空港ラウンジの利用
⮚ 店舗等での優待・チケット優待
⮚ エントリーで得られる特典

・年会費
年会費無料のクレジットカードはたくさんありますが、中には以下のような条件付きで年会費無料になるものもあるため、申込前によく確認しておきましょう。

・初年度のみ無料
・2年目以降は年1回以上の利用がある場合のみ年会費無料
・年間5万円以上の利用で翌年の年会費無料

ただし年会費無料となっているのは一般カードが多く、ハイクラスとなるゴールドカード以上は年会費が必要な場合が多い傾向です。

・保険(旅行傷害保険)
海外旅行によく行く人は、旅行傷害保険の付帯についても確認しておきましょう。クレジットカードに旅行傷害保険が付帯されている場合でも、「自動付帯」「利用付帯」の確認は必須です。

・自動付帯:カードを保有していれば自動的に保険が付帯するもの
・利用付帯:カードで旅行代金(航空運賃、ツアー代金)を支払ったときのみ付帯されるもの

複数のクレジットカードを保有していても利用付帯の場合は、補償内容を見比べて最も条件のいいカードを利用して旅行代金を支払うとよいでしょう。同じ保険でも補償金額が違うほか、補償範囲が本カード一枚で家族にまで広がっているものもあります。また「一般カード」「ゴールドカード」「プラチナカード」などクレジットカードのランクによって補償内容が異なることもよくあります。自分のクレジットカードのランクも確認しておきましょう。

・空港ラウンジの利用
飛行機をよく利用する人は、チェックしておきたい項目です。空港ラウンジでは、以下のようなサービスを受けることができます。

⮚ ドリンクサービス
⮚ マッサージ機
⮚ シャワー
⮚ 雑誌等の閲覧など

空港ラウンジを利用できれば待ち時間を混雑したロビーではなく、静かなラウンジで過ごすことができます。「ゴールドカード」「プラチナカード」を保有していると空港ラウンジを無料で利用できることが多い傾向です。

・店舗等での優待・チケット優待
飲食店などの店舗で特定のクレジットカードを使うと割引サービスが受けられることがあります。よく利用するお店と提携しているクレジットカードがあれば作っておくとお得です。またクレジットカード払いで遊園地などの入場料が安くなる場合や、劇などのチケットが取りやすくなる優待もありますので、目当てのカードにどんな優待があるのか事前にチェックしておきましょう。

・エントリーで得られる特典
クレジットカードの中には、エントリーすることで「ポイント増量」「キャッシュバック」「割引」といったサービスが受けられるものもあります。この場合、クレジットカード会社のウェブサイトからエントリーすることが必要です。エントリーが条件となっている特典の場合、当然エントリーをしていないと対象外となるため、日ごろからお得なサービスがないかウェブをチェックするクセを付けておきましょう。

ビジネスシーンで使えるかどうか

クレジットカードをビジネスで使いたい人は、ビジネス向きのカードなのかもチェックする必要があります。海外出張が多い人は、海外ラウンジを使えるクレジットカードを選択するといいでしょう。また法人や個人事業主向けに発行される「法人カード」というものもあります。カードの利用履歴が経理ソフトと連動できるなど、「法人の経費精算がしやすくなる」というメリットがあります。また、「原則として支払方法が1回のみ」「キャッシングの利用不可」といったケースが多いのも特徴です。

ライフイベントにあっているかどうか

自分の属性に合ったクレジットカードを選ぶことも大事です。例えば初めてクレジットカードを作る新社会人であれば、年会費無料でポイント還元率が高いカードがいいすが、40代になるとステータスを感じさせるかどうかでカードを選んでもいいでしょう。よくショッピングをする方には、店舗の利用で特典があるカード、ネットショッピング特典があるカードがおすすめです。百貨店やショッピングモール提携のクレジットカードも検討してみてはいかがでしょうか。

ポイント還元率はどうか

クレジットカードのポイントをためると、ポイントに応じてプレゼントが進呈されたり割引を受けたりすることができます。そのためクレジットカードを作る際は、ポイント還元率に着目するとよいでしょう。多くのクレジットカードは0.5%程度の還元率ですが、中には1%以上のものもあります。さらに特定の店舗でのショッピングで還元率が高くなることもあるので比較してみましょう。

40代におすすめのクレジットカード

40代におすすめのクレジットカードには、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、4つのカードを紹介します。

⮚ アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
⮚ 三井住友カード ゴールド
⮚ セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
⮚ ダイナースクラブカード

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの特徴は、以下の通りです。

年会費 3万1900円
ポイント還元 100円=1ポイント
ポイントの使い道 ・支払い時に利用
・アイテムに交換
・航空マイルに交換
・楽天ポイント・Tポイントに交換
・Amazonギフト券などに交換
※有料プログラムもあり
家族カード あり
1人目=年会費無料
2人目=年会費1万3200円
その他 海外旅行傷害保険:
傷害死亡・後遺障害保険金最高1億円

3万1900円と年会費の高さが目立つアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード。しかし「旅行によく行く」という人はチェックしておきたいカードです。海外旅行傷害保険は、傷害死亡・後遺傷害で最高1億円の補償があります。家族カード会員の場合でも、最高5000万円です。その他にも以下のような特典があります。

・会員1名に付きスーツケース1個無料配送の「手荷物無料宅配サービス」
・世界1300カ所以上の空港VIPラウンジが利用できる「プライオリティ・パス・メンバーシップ」に年会費無料で登録可能

三井住友カード ゴールド

三井住友カードゴールドの特徴は、以下の通りです。

年会費 インターネット入会で初年度無料
通常1万1000円
ポイント還元 200円=1ポイント
※セブンイレブン・ファミリーマートなどでの利用で200円につき2%ポイント還元
ポイントの使い道 ・Vポイントアプリにチャージ
・カード支払い時に充当
・景品に交換
家族カード あり
1人目=年会費無料
2人目=年会費1100円
その他 海外旅行傷害保険:
傷害死亡・後遺障害保険金最高5000万円

ポイントを積極的にためたい人には「三井住友カードゴールド」がおすすめです。通常はポイント還元率が0.5%ですが、コンビニエンスストアでの利用は1%になるので、セブンイレブン・ファミリーマート、ローソンをよく利用する場合はお得です。またインターネット経由の入会で初年度会費無料になる点も見逃せません。

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードの特徴を確認しましょう。

年会費 初年度無料
2年目以降1万1000円
ポイント還元 1000円=1.5ポイント
※永久不滅ポイント
ポイントの使い道 ・支払い時に利用
・景品に交換
・航空マイルに交換
・Amazonギフト券などに交換
家族カード あり
年会費1100円
その他 西友・リヴィン・サニー優待
ロフト優待

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、日常の買い物にカードを使いたい人におすすめです。西友やロフトでの買い物時に5%OFFが適用されます(割引デーは限定されています)。ポイント還元率が0.75%と高めで、年会費も初年度無料のため、ステータスが高いカードを1枚は持ってみたい場合にもおすすめです。

ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカードの特徴を紹介します。

年会費 2万4200円
ポイント還元 100円=1ポイント
※有効期限なし
ポイントの使い道 ・支払い時に利用
・景品に交換
・Tポイントに交換
・ギフトカード、旅行券、Amazonギフト券などに交換
家族カード あり
年会費5500円
その他 ・利用可能枠一律制限なし
・申込可能年齢は27歳以上

27歳以上から申込みできるステータスを意識したカード。利用限度額に制限がなく、本当にステータスの高い人しか審査に通りません。「エグゼクティブダイニング」では、2人以上の利用で1名が無料になるなど、ハイクラスのレストランをお得に利用できます。ポイントにも有効期限がないので、じっくりとためられます。日常の買い物だけでなく、公共料金の支払いなどにもポイントが200円=1ポイントつきます。AmazonギフトカードやTポイントにも交換できますので有効活用しましょう。なお、ポイント還元率はキャッシュバックで0.33%、Amazonギフトカードで0.4%です。

40代のクレジットカードは用途に応じて選ぼう!

40代から新たなクレジットカードを選ぶ際は、申し込み前に利用方法や特典などをしっかりと検討するようにしましょう。例えば「海外旅行によく行くので旅行傷害保険が充実しているものがいい」「よく行く百貨店でポイント付与率がアップするカードがいい」など用途に応じて最適なカードを選択することが大切です。

ランクが高いゴールドカードは、特典やサービスが充実している傾向ですが年会費がかかります。サービスの内容とコストを見比べて自分にとってより一層お得なものを選びましょう。