投資には証券会社での口座開設が必要ですが、投資初心者の場合、手軽に申し込みや取引をしやすいネット証券会社を利用するのがおすすめです。とはいえネット証券会社もたくさんあるため、「どこを選べばいいのか分からない」という人も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、代表的なネット証券会社のうち楽天証券と松井証券の特徴や各サービスの内容などを紹介していきます。

楽天証券と松井証券の比較

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(画像=PIXTA)

楽天証券と松井証券は、両社ともに人気のあるネット証券です。両社が取り扱う金融商品や手数料などを比較し以下の表にまとめました。

  楽天証券 松井証券
口座開設数 約600万口座
(2021年5月時点)
約135万口座
(2021年6月時点)
国内株式手数料
(定額コース)
50万円 0円 0円
100万円 0円 25歳以下:0円
26歳以上:1100円
200万円 2,200円 25歳以下:0円
26歳以上:2200円
投資信託数 約2700本(2021年8月時点) 約1500本(2021年8月時点)
NISA・つみたてNISA
IPO
単元未満株(ミニ株) × ×

口座数は圧倒的に楽天証券が多いようですが、手数料や取扱商品などはそこまで差異がないようです。気になる口コミや評判も見ていきましょう。

楽天証券の口コミ・評判

まずは、実際に楽天証券を利用している人の口コミ見てみましょう。良い評判と悪い評判に分けて紹介します。

楽天証券の良い口コミ・評判

楽天証券を利用するメリットはなんといってもさまざまな分野に展開している楽天経済圏にあります。ネット上でもそうした意見が多くみられました。

・楽天ポイントを利用できるものやSPUがアップするものがある
・マネーブリッジと連携すると金利がアップする
・わかりやすく見やすい
・手数料が安い
・アプリが簡単
・ポイントが貯まりやすい

楽天証券の悪い口コミ・評判

なにかと使いやすい楽天証券ですが、悪い評判はあるのでしょうか。チェックしてみます。

・楽天銀行を使わない口座管理が面倒
・サポートの質が悪い

楽天証券は楽天経済圏が大きなメリットとなっていますが、その反面楽天銀行を利用しない場合は使いにくいようです。

松井証券の口コミ・評判

続いて松井証券の口コミを紹介します。

松井証券の良い口コミ・評判

松井証券は初めてでもやりやすいという声が多いようです。評判を見ていきましょう。

・口座開設が簡単だった
・操作性も優れている
・入金方法が充実している
・手数料が安い
・サポートが手厚い

何よりも老舗の安心感が一番という声を多く聞きます。操作性が優れているのもうれしいですね。

松井証券の悪い口コミ・評判

松井証券に悪い評判はあるのでしょうか。こちらもチェックしてきます。

・アプリの使い方に対するヘルプがいまいち
・画面のつくりがわかりにくい
・システムが古い
・メンテナンスでつながらないことがある

操作性が優れているという声もある反面、わかりにくいという声もありました。この点は人によって感じ方が違うようです。

楽天証券のおすすめポイント

利用者の口コミにもありますが、「何にどのように投資をしたいか」など求めるものによっても適する証券会社が変わってきます。ここでは、楽天証券のおすすめポイントを具体的に確認していきましょう。

楽天ポイントで投資ができる

楽天証券は、楽天ポイントで投資できることが大きな特徴です。「1ポイント=1円」から利用でき、現金を使わずに投資を始めることも可能です。初心者でも気軽に始められるでしょう。楽天ポイントで購入できる商品は「投資信託」「国内株式(現物取引)」「バイナリーオプション」の3種類。NISAやつみたてNISAでも利用できます。

楽天カードや楽天銀行など楽天ユーザーは、まず楽天証券でポイント投資から始めてみてはいかがでしょうか。

投資信託が豊富

楽天証券は、約2700本(2021年8月時点)の投資信託を取り扱っています。この豊富さは、ネット証券においても業界最多水準です。投資信託の買付手数料は無料で、取引コストを抑えた投資ができます。なお「楽天カード」決済で毎月投資信託の積み立てをすると、決済額100円につき1ポイントが毎月た まっていきます。ポイントをどんどんた めて新たな投資信託を購入していくのもい いでしょう。

スマホアプリと「マーケットスピード」が便利

楽天証券は、便利な取引ツールを無料で提供しているのもおすすめのポイントです。例えば「MARKET SPEED」は、投資初心者だけでなくアクティブトレーダーにも利用されている便利な投資サポートツール。20種類以上のテクニカルチャートや30種類近くのリアルタイムランキングが利用でき、投資判断に役立てることができます。

実際に「MARKET SPEED」を使って国内株式・米国株式・為替・日経225先物・オプション・海外先物を取引することも可能です。

松井証券のおすすめポイント

次に松井証券のおすすめポイントを具体的に紹介していきます。松井証券が気になっている人は、参考にしてください。

手数料が安い

利用者のコメント評価にもあるように松井証券は、手数料の安さが一番のおすすめポイントです。かつては、「1日10万円以下」の株式現物取引手数料を無料としていました。しかし2019年12月20日より「1日50万円以下」の株式取引(現物・信用取引)に手数料無料化を拡大しています。そのため株式売買で1日の約定合計額が50万円以下に収まれば手数料はかかりません。

また投資信託の購入手数料(ETF、ETN、REIT除く)も無料です。

サポートが手厚い

手厚いサポート体制が整っている点もおすすめのポイントです。松井証券は、HDI-Japan(ヘルプデスク協会)が主催する「2020年度問合せ窓口格付け(証券業界)」において、10年連続で最高評価の「三つ星」を獲得しています。ウェブサイトや電話のサポートだけでなくリモートサポートを利用することも可能です。

リモートサポートとは、インターネットを通じて自分のパソコンの画面を松井証券顧客サポートのオペレーターと共有し、同一画面を見ながら操作方法などを説明してもらえるサービスです。パソコン操作が苦手な人でも、安心して取引環境をセッティングできるようになっています。

老舗のネット証券だから安心

1918年に創業した松井証券は、100年以上の歴史がある老舗のネット証券です。1998年に日本で初めて本格的なインターネット取引を導入するなど数多くの業界初のサービスを生み出しています。近年増えている新興のネット証券とは異なる老舗の安心感があるでしょう。

楽天証券と松井証券を徹底比較

実際に楽天証券と松井証券では、どちらが良いのでしょうか。取引手数料とツールの2点で比較してみましょう。

取引手数料を比較

松井証券では、1日の約定代金合計によって手数料が決まるボックスレートを採用しています。一方、楽天証券は、1回の取引金額で手数料が決まる「超割コース」と1日の取引金額で決まる「いちにち定額コース」から選択が可能です。楽天証券の「いちにち定額コース」は、1日の取引金額が100万円までは取引手数料が0円となります。

一方で松井証券は50万円までは手数料が0円です。しかし50万円超100万円になると1100円となります。そのため1日の売買金額が50万円を越える場合には、楽天証券のほうがお得といえるでしょう。

ただし松井証券は、25歳以下の投資家に対して1日の取引金額がいくらであっても取引手数料を0円にしています。楽天証券では100万円を超えると(200万円までの場合)2200円かかるので25歳以下の人で100万円超の取引をしたい場合は、松井証券を選ぶといいでしょう。

ツールを比較

両社ともに便利な取引ツールやアプリを無料で提供しているのが特徴です。松井証券は「古めかしく使いにくい」という口コミも見かけますが、初心者向けのツールも多々用意されています。

・松井証券のツール

「テーマ投資ガイド」
注目のテーマをランキング形式で表示し誰でも簡単に旬のテーマに関連した銘柄やニュースを探すことができます。

「QUICKリサーチネット」
株主優待の検索やアナリストによるマーケットや個別銘柄の分析、幅広いレポートを閲覧できます。

「株価教えて! by 松井証券」
Amazon Echoなどのスマートスピーカーを使って音声で株価情報や銘柄ランキングなど教えてくれます。

・楽天証券のツール

前述した「MARKET SPEED」でさまざまな機能を網羅しているため、さまざまなツールにアクセスする手間が省けそうです。

これらを踏まえるとチャートなど自分で分析できる人は楽天証券、株のことはあまり分からない初心者は松井証券を選ぶとよいかもしれません。

楽天証券はどんな人におすすめ?

ここまで紹介した特徴をまとめると楽天証券がおすすめの人は、以下のとおりです。

・楽天ポイントを使って投資をしたい人
・楽天銀行や楽天カードなど、楽天ユーザー
・IPO投資をしたい人
・投資コストを抑えたい人

松井証券はどんな人におすすめ?

同様に松井証券がおすすめの人は、以下のとおりです。

・顧客サポートを受ける必要性を感じている人
・老舗の安心感を得たい人
・25歳以下で多額の取引をしたい人

まとめ

楽天証券と松井証券の特徴やおすすめポイントについて紹介しました。どちらもネット証券として投資家に魅力ある商品やサービスを提供しているのが特徴です。どちらが優れているかは、投資家自身の投資目的や投資スタイルによって異なります。手数料や顧客サービス、少額取引への対応などさまざまなポイントを比較し、自分に合った証券会社を選ぶようにしてください。