株式投資や投資信託など資産運用を考えていて、LINE証券が気になっている人は多いのではないでしょうか。

LINE証券はLINEと野村ホールディングスが共同で設立したネット証券で、スマートフォンで手軽に情報収集や投資ができるのが特徴です。使い慣れているLINEアプリだけで完結でき、LINEポイントやLINE Payも利用できます。単元未満株により数百円〜数千円の少額資金で有名株に投資することも可能です。

この記事では、LINE証券の口座開設から投資までの流れ、株の買い方や事前に覚えておきたいポイントについて解説します。LINE証券に興味がある人は、参考にしてください。

LINE証券とはどんな証券会社?

LINE証券,初心者,おすすめ
(画像=PIXTA)

LINE証券は、LINEと野村ホールディングスが共同で設立したネット証券です。2018年に設立され、2019年8月からサービスがスタートしました。

最大の魅力は、情報収集や取引をすべてLINEアプリ上で完結できることです。また、単元未満株を取り扱っているので、有名銘柄を1株から購入できます。数百円〜数千円の少額資金で投資を始められ、手数料は業界最低水準です。株式以外にも投資信託やIPO、ETFなども取り扱っています。

LINE証券の口座開設から投資までの流れ

LINE証券は、スマートフォンから最短3分で申し込みを完了でき、最短翌営業日に口座開設をして取引を始められます。口座開設から取引開始まで難しい手順はないため、証券口座開設が初めての人でもスムーズに進められるでしょう。

ここでは、LINE証券の口座開設から投資までの流れを紹介します。

LINE証券の口座開設申し込み

はじめに、LINE証券のホームページから口座開設の申し込みをしましょう。口座開設の申し込みは、以下の3ステップです。

1.必要情報の入力
2.携帯番号の認証
3.本人確認書類の提出

「口座開設申込」ボタンを選択すると、利用規約の確認画面が表示されます。内容を確認して問題なければ次に進み、投資方針や確定申告方法を選択します。次の画面で名前や住所、連絡先などを入力し、携帯番号で認証をしてください。

そして本人確認書類の提出です。本人確認書類の組み合わせは、次のとおりです。

・マイナンバーカード(個人番号カード)
・マイナンバー通知カード+運転免許証
・マイナンバー入り住民票の写し+運転免許証
・マイナンバー入り住民票の写し+健康保険証

申し込み手続き前に、該当する書類を手元に用意しておきましょう。オンライン上で本人確認ができる「かんたん本人確認」を利用すれば、最短翌営業日から取引が可能です。「かんたん本人確認」を利用する場合は、スマートフォンで顔とマイナンバーカードもしくは運転免許証を撮影します。

本人確認書類提出後に6桁の暗証番号を設定すれば、口座開設申し込みの完了です。申し込みが完了すると、受付完了の画面が表示されます。また、受付完了のLINEメッセージも届きます。

LINE証券の口座開設時の審査とは

申し込み手続きの内容と本人確認書類をもとに、LINE証券で審査が行われます。審査結果はLINEメッセージまたはハガキで通知されます。

審査に通った場合は、LINEまたはハガキから取引開始手続きをしましょう。簡単なアンケートに回答すれば、LINE証券で取引ができるようになります。

ただし、誰でも審査に通るわけではないため、審査に落ちる場合もあります。審査に落ちた場合はLINE証券の利用ができないため、他の証券会社を検討することが必要です。

LINE証券の口座開設

審査や取引開始手続きが完了すれば、口座が開設されます。取引を始めたい場合は、入金に進みましょう。

LINE証券への入金方法

入金する場合はメニューの「入金」を選択します。LINE証券の入金方法は、次の4通りです。

・LINE Payからの入金
・LINE Pay登録銀行口座からの入金
・提携金融機関のインターネットバンキングからのクイック入金
・LINE証券の入金専用口座への振込み

「LINE Payからの入金」は、入金画面より手続きができ手数料は無料です。「LINE Pay登録銀行口座からの入金」は、入金画面のデビット支払いより手続きができます。

「提携金融機関のインターネットバンキングからのクイック入金」は、入金画面で金融機関を選択すればWebサイトが表示されるため、指示に従って手続きをします。クイック入金に対応した提携金融機関は、以下のとおりです。

・三菱UFJ銀行
・三井住友銀行
・みずほ銀行
・住信SBIネット銀行
・楽天銀行
・PayPay銀行
・ゆうちょ銀行

クイック入金の手数料は無料です。

「LINE証券の入金専用口座への振込み」は、投資家ごとに割り当てられた入金専用口座に振込み入金をします。口座詳細は入金画面で確認が可能です。振込手数料は利用者負担となります。なお、LINE Payやクイック入金は証券口座に即時反映されますので、急いでいる人におすすめです。

購入予定銘柄の株価なども確認したうえで、入金しましょう。

入金後は取引が開始できる

証券口座へ入金が反映されたら、取引を開始できます。また、ニュースや業績情報、アナリスト評価など、投資に役立つ情報を確認可能です。企業の決算速報はLINEで受け取ることができ、株主優待情報や配当情報も充実しています。

株の買い方については、次項を参考にしてください。

LINE証券での株の買い方

LINE証券は株を買う際もアプリで完結できます。株を買う際の手順も難しくないため、初心者でも安心です。1〜2度株を買えば、すぐに覚えられるでしょう。

ここでは、LINE証券での株の買い方について紹介します。

LINE証券にログインする

まずは、LINE証券にログインをしましょう。LINEアプリの「ウォレット」タブを開いてLINE証券のアイコンを選択するか、ブラウザのトップ画面で「ログイン」を選択します。ログインの際は、登録メールアドレスとパスワードの入力が必要です。

ログインに必要なメールアドレスを忘れた場合、「アカウント」から確認できますが、パスワードを忘れた際は新しいパスワードに変更しましょう。

銘柄を選ぶ

LINE証券にログインしたら、画面下部中央にある「検索」アイコンをタップします。すでに買いたい銘柄が決まっている場合は、画面上部に表示される検索窓をタップして、銘柄名または銘柄コードを入力してください。

銘柄を絞りたい場合は、検索窓の下に表示されている「値動きランキング」や「人気のカテゴリー」を参考にするといいでしょう。「1株3,000円以下で買える」「お気に入りが多い」「割安ランキング」「人気優待」などのカテゴリーがあり、テーマに沿った銘柄が表示されます。

テクニカル分析やファンダメンタルズ分析ができる人は、事前に分析をして銘柄を決めることをおすすめします。買いたい銘柄が決まったら、銘柄を選択して詳細画面の「買う」ボタンを選択しましょう。

購入する株数を指定する

「買う」ボタンを選択すると、買付画面が表示されますので希望の株数を入力してください。単元未満株で1株買いたい場合は「1株単位」を指定します。数の指定ができたら、もう1度「買う」ボタンをタップします。

株を購入する

確認画面が表示されますので、内容を確認して問題がなければ確定して購入完了です。ポートフォリオ画面で保有銘柄の評価益や損益を確認できます。

LINE証券で取引を始める人が覚えておきたいポイント

LINE証券は、単元未満株の売買ができるため1株から有名株を買うことが可能です。数百円〜数千円の少額資金で投資を始められます。手数料は業界最低水準なのでコストを抑えて取引ができます。ただし、外国株式の取り扱いがなく、NISAやつみたてNISAに対応していません。

ここでは、LINE証券で取引を始める人が覚えておきたいポイントについて見ていきましょう。

単元未満株の売買が便利

LINE証券の「いちかぶ(単元未満株)」なら、有名企業の株を1株単位で買えます。一般的な株式投資は100株単位での取引です。銘柄によっては1単元が1,000株の場合もあります。そのため、株を買うのに数万円〜数十万円のまとまった資金が必要です。

しかし、LINE証券のいちかぶは、1株単位で買えるので、数百円〜数千円の少額資金で投資ができます。取引手数料も無料です。

例えば、2021年8月6日の終値でソフトバンク(9434)を100株買う場合、14万8,250円の資金が必要ですが、1株だと1,482.5円で済みます。また、楽天グループ(4755)の株も100株だと13万3,100円必要ですが、1株であれば1,331円で投資ができます。

ほかにも、日本航空(9201)やサイバーエージェント(4751)、積水ハウス(1928)などの株も3,000円以下で買うことが可能です。

このように、LINE証券の単元未満株のいちかぶでは、対象銘柄に数百円〜数千円の少額資金で投資ができます。1株単位の投資でも条件を満たせば、株主優待や配当金を受け取れます。

LINE証券の手数料について

これまでLINE証券の現物取引売買手数料は、買付手数料が無料で売却手数料のみ発生していました。しかし、現物取引売買手数料が改定され、2021年8月14日より買付・売却どちらの場合も手数料が発生します。

改定後のLINE証券の現物取引売買手数料は以下のとおりです。

売買代金 手数料(税込)
5万円以内 55円
5万円超10万円以内 99円
10万円超20万円以内 115円
20万円超50万円以内 275円
50万円超100万円以内 535円
100万円超150万円以内 640円
150万円超3,000万円以内 1,013円
3,000万円超 1,070円

手数料が改定したことで高くなった印象を覚えるかもしれませんが、業界最低水準である楽天証券(超割コース)やSBI証券(スタンダードプラン)と同水準です。また、LINE証券は信用取引の売買手数料や投資信託の購入手数料が無料です。

このように、LINE証券であれば現物取引売買手数料が業界最低水準で、信用取引は売買手数料無料で取引ができます。

LINE証券は外国株式の取り扱いがない

LINE証券で取り扱っている商品は、次のとおりです。

・国内株式
・ETF
・REIT
・投資信託
・単元未満株
・IPO(新規上場株)
・FX

LINE証券の国内株式、ETF、REIT、投資信託は東証約3,700銘柄に対応しています。任天堂やソフトバンクグループ、トヨタ自動車、オリエンタルランド、ソニーグループなどへの投資も可能です。

ただし、他の証券会社では取り扱っていることが多い、以下の商品は取り扱いがありません。

・外国株式
・債券
・先物・オプション
・CFD
・金、銀、プラチナ

このように、外国株式の取引はできません。そのため、次のような海外の人気銘柄には投資ができないので注意してください。

・Apple
・Microsoft
・Facebook
・Amazon
・Tesla
・AT&T
・Google
・Johnson & Johnson

国内株と外国株どちらも取引をしたい人は、国内株はLINE証券、外国株は他の証券会社を利用する必要があります。外国株の取引をしたい人は不満に感じてしまうでしょう。

NISAやつみたてNISAを利用できない

LINE証券のデメリットの一つが、NISAやつみたてNISAに対応していないことです。

NISAは2014年にスタートした少額投資非課税制度のことで、最長5年間毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式などの譲渡益や配当金が非課税の対象となります。

つみたてNISAは2018年にスタートした制度で、最長20年間、毎年40万円まで非課税投資枠が設定されています。厳選された投資信託が対象です。

通常、株式や投資信託などで稼いだ利益に対して、所得税15.315%(復興特別所得税含む)、住民税5%の合計20.315%の税金が課されます。100万円の譲渡益を得た場合の税金は20万3,150円です。NISAやつみたてNISAを利用できれば、節税を図ることができ、税負担が少なく手元資金を多く残せます。

しかし、LINE証券はNISAやつみたてNISAが利用できないため、他の証券会社のように非課税枠を活用した節税ができません。NISAやつみたてNISAの利用を検討している人は、他の証券会社とLINE証券をうまく組み合わせて使う必要があります。

LINE証券は投資初心者にオススメ

LINEと野村が共同で設立したLINE証券は、LINEアプリを使って手軽に情報収集や取引ができます。企業の決算速報もLINEメッセージで届くため、大切な情報を見逃しません。

いちかぶ(単元未満株)なら、1株から人気株を購入でき、少額資金で始められるため初心者でも安心です。手数料も業界最低水準となっています。また、最短翌営業日には口座開設ができ、取引を始めることが可能です。

LINE証券に興味がある人は、早速口座開設をして、1株単位で投資を始めてみましょう!