楽天銀行の住宅ローンでは、手数料を抑えてスピーディに借り換えができます。また、楽天ポイントを貯めやすくなるのも、楽天ユーザーにとってはうれしいポイント。一方で、金利や振込口座の指定に関しては、注意点もあります。楽天銀行の住宅ローンの特徴を踏まえて、借り換えをするかどうかを決めてください。

楽天銀行で住宅ローンを借り換える流れ

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(画像=PIXTA)

楽天銀行の住宅ローンは、WEB申込から借り入れまで最短26日と、スピーディに借り換えができることが特徴です。最初に、楽天銀行で住宅ローンを借り換える流れを見ていきましょう。

1.WEBで申し込み

楽天銀行のWEBサイトで申し込みをします。

2.事前審査

申し込み内容から事前審査が行われます。審査結果はメールで届きます。

3.申し込み書類の受け取り

申し込み書類一式が届きます。必要事項を記入して、必要書類一式を提出します。

4.本審査

本審査には、1~2週間程度かかります。電話等で勤務先への在籍確認が行われることがあります。審査が終わったら、審査結果が電話もしくはメールで届きます。

5.現在の借入先での手続き

現在の借入先に、全額繰り上げ返済の申請をします。また、口座振替依頼書や契約書作成に関する連絡書などを準備します。

6.書類の提出

借り入れ希望日の6営業日前までに契約書類一式を提出します。

対象住宅と敷地には、楽天銀行を第一順位とする抵当権を設定登記する必要があります。そのため、楽天銀行指定の司法書士から連絡が入ります。

対象物件の火災保険に加入します。希望すれば、楽天インシュアランスの火災保険を紹介してくれます。

7.融資実行

契約書類に問題がなければ、契約が締結され、融資が実行されます。

日数の目安は、ステップ1~3が5~10日、ステップ4~5が7~14日、ステップ6~7が14~21日です。

楽天銀行で住宅ローンを借り換えるメリット

楽天銀行の住宅ローンには、借り換え手続きのスピードが速いこと以外にも、たくさんのメリットがあります。続いて、楽天銀行で住宅ローンを借り換えるメリットを見ていきましょう。

融資事務手数料が一律

住宅ローンの金額にもよりますが、楽天銀行を選ぶと、他の金融機関と比べて融資事務手数料を抑えられる可能性があります。

住宅ローンの借り換えでは、一般的に金融機関に支払う融資事務手数料が設定されています。融資事務手数料について、多くの金融機関は「元金2.2%」という計算式を採用しています。仮に元金が3,000万円だとすると、単純計算で66万円もの融資事務手数料がかかります。

しかし、楽天銀行の住宅ローン(借り換え)の変動金利プランでは、融資事務手数料は一律33万円です。元金が1,500万円未満である場合を除き、「元金2.2%」で計算した融資事務手数料より安くなります。手数料を抑えて住宅ローンの借り換えをしたい人にとって、大きなメリットといえるでしょう。

楽天銀行の変動金利プランでは、2年・3年・5年・7年・10年の固定特約を付けることも可能です。

別途用意されている長期固定金利プラン(フラット35)では、融資事務手数料は「元金×0.99%」です。

楽天ポイントが貯まりやすくなる

楽天銀行には、ステージに応じて楽天ポイントや手数料が優遇される「ハッピープログラム」があります。住宅ローンを組んで楽天銀行口座を返済口座にすると、ハッピープログラムのステージが1つ上がり、楽天ポイントや手数料の優遇を受けることができます。

ハッピープログラムには、ベーシック・アドバンスト・プレミアム・VIP・スーパーVIPの5つのステージがあります。楽天ポイントの獲得倍率は、ベーシックやアドバンストでは1倍ですが、プレミアムになると2倍、VIPやスーパーVIPになると3倍になります。

普段から楽天経済圏で生活している人にとっては、楽天銀行の住宅ローンの借り換えで楽天ポイントを貯めやすくなるのは大きなメリットです。

50%保障がん団信が金利上乗せなしで利用可能!

楽天銀行の住宅ローンでは、4つの団信のプランを選べます。このうち、50%保障がん団信(全疾病特約付)と全疾病特約付団信は金利の上乗せなしで利用できます。

プラン 金利の上乗せ 保障内容
団信(特約なし) なし 死亡、高度障害で住宅ローン残高が0円になる。
50%保障がん団信
(全疾病特約付)
なし 死亡、高度障害、余命6ヵ月で住宅ローン残高が0円になる。 がんの診断確定でローン残高の50%が保障される。
100%保障がん団信
(全疾病特約付)
0.2% 死亡、高度障害、余命6ヵ月、がんの診断確定で住宅ローン残高が0円になる。
就業不能給付金や就業不能保険金を受け取れる。
全疾病特約付団信 なし 死亡、高度障害、余命6ヵ月で住宅ローン残高が0円になる。 就業不能給付金や就業不能保険金を受け取れる。

楽天銀行の団信に加入すると、「24時間健康サポートデスク」「こころのサポートデスク」「セカンドオピニオンデスク」「糖尿病サポートデスク」といった楽天生命メディカルサポートサービスを受けられます。

夫婦連生団信にすると、金利が0.2%上乗せされます。

手続きがネットで完結する

楽天銀行の手続きは、基本的にネットで完結します。店舗窓口にわざわざ足を運んで相談する必要がありません。好きな時間に好きな場所で手続きを進めたい多忙な人に向いています。

一方、ネットと郵送が中心になるため、書類などは自分で用意する必要があります。手続きに慣れていない人にとっては、かえって負担が大きく感じられるかもしれません。

金利変更や諸費用の上乗せも可能!

楽天銀行の住宅ローンでは、借り入れ期間中に変動金利と固定金利を何度でも変更できます。そのため、ライフステージや返済計画に応じて、家計の状況に合った金利タイプを選択できます。

また、借り換えにかかる諸費用の分も上乗せして借りることができます。借り換えをしたいけれど手数料がネックになっているという人は、諸費用を上乗せして借りることも検討してみてください。

楽天銀行で住宅ローンを借り換えるデメリット

楽天銀行の住宅ローンには、融資事務手数料の安さや楽天ポイントなどたくさんのメリットがあります。一方、金利や返済口座に関して注意点があります。住宅ローンの借り換えでは大きなお金が動くため、デメリットにもしっかり目を向けて判断しましょう。

金利が特別安いわけではない

2021年8月現在の楽天銀行の住宅ローン(借り換え)の金利は次の通りです。

変動金利(固定特約付き)

金利タイプ 住宅ローン(金利選択型)借入金利
変動金利 0.517%~1.167%
固定金利2年 0.729%~1.379%
固定金利3年 0.729%~1.379%
固定金利5年 0.729%~1.379%
固定金利7年 0.734%~1.384%
固定金利10年 0.798%~1.448%

長期固定金利(フラット35)

返済期間 団信あり 団信なし
15年以上~20年以下 1.15% 0.95%
21年以上~35年以下 1.28% 1.28%

2021年8月現在、住宅ローン(借り換え)の金利相場(下限金利)は次の通りです。

変動金利 0.310%~1.250%
固定金利 0.280%~0.955%

相場から見ると、楽天銀行の金利は特別低いわけではないとわかります。また、変動金利(固定特約付き)の金利には幅があり、審査が終わるまで、どのくらいの金利が適用されるか予測がつきません。

楽天銀行以外の返済口座だと金利が高い

楽天銀行では、返済口座に他行口座を指定すると、金利が0.3%上乗せされます。給与振込口座を変えにくく、給与振込口座を返済口座にしたい場合などは、注意が必要です。

一方、日頃から楽天銀行を使っている人や、給与振込口座を変更できる人にとっては、金利が優遇されているという意味で、メリットと言えるかもしれません。

楽天銀行で住宅ローンの借り換えをした方の評判

続いては、実際に楽天銀行で住宅ローンの借り換えをした人の評判を見ていきましょう。内容は価格.comから引用しました。

悪い評判まとめ

全体コメントでは楽天銀行の悪い評判はありませんでした。ですが、項目別にみると悪い評判もあったため、いくつかピックアップして紹介します。

(40代男性/物件価格2,580万円/年収1,000~1,500万円)
【借り入れ手続き】自分ですべて行わなければならない
【サポート】説明に丁寧さを欠く

(40代男性/物件価格3,800万円/年収900万円台)
【借り入れ費用】思っていたより高かった
【返済】楽天銀行への入金が面倒
【借り入れ手続き】審査に時間がかかった
【サポート】メールでの問い合わせが面倒だった

(40代男性/物件価格5,800万円/年収800万円台、世帯年収1,000~1,500万円)
【借り入れ手続き】これは、やはり面倒だった。けど出来ないことではなかったので、説明をしっかり読めばなんとかなるけど、面倒が嫌な人には向かないかも。

(30代男性/物件価格2,580万円/年収500万円台、世帯年収800万円台)
【借り入れ費用】最安値ではなかったですが、まあまあ
【保険オプション】団体信用保険のほかオプションで収入保証保険もあったが、割高なため、自分で保険に入りました。
【借り入れ手続き】審査に時間がかかりました。
【サポート】サイトで進捗状況が表示あり、質問などもそこからとのことでしたが、表示おそく、返信もおそく、当てになりませんでした。

いい評判まとめ

続いて、楽天銀行のいい評判を紹介します。

(30代男性/物件価格2,580万円/年収500万円台、世帯年収800万円台)
2.45%くらいで全期間固定で借りていたので、マイナス金利で1%切る金利へ。残高1000万円以上、金利差1%以上であれば、借り換え検討すべきというのが定説。諸費用含めて300万円くらいは圧縮効果ありのため借り換えました。低金利かつほぼ郵送でやりとり、手数料低く設定、提出書類が競合ローンと比べて少し少ないのも決め手でした。

(40代男性/物件価格3,700万円/年収800万円台)
選んで良かったポイントは以下です。
・他のフラット35金利に比べて金利が低い。
・謄本取得など、自助努力で安く済ますことができる。
・固定金利による金利上昇リスク回避。
・オンライン手続き、オンライン手続きサポート。金融知識はやや弱いが、マメに対応してくれる。

また、項目別のいい評判もいくつかピックアップして紹介します。

(40代女性/物件価格1,190万円/年収300万円台、世帯年収400万円台)
【住宅ローン 金利】他の銀行と比較して一番低かった。
【借り入れ費用】手数料も低く口座を楽天に指定すると優遇された点がとても良かった。
【返済】支払い方法も満足、繰り上げ返済の手数料も低いと思いました。
【借り入れ手続き】お問い合わせがスムーズにできる申し込みまで楽天銀行サイトでマイページがあり管理ができたのがよかった。
【サポート】お問い合わせへの回答の速さ、電話、ネットページ内での回答もよかった。

(40代男性/物件価格2,580万円/年収1,000~1,500万円)
【借り入れ費用】他のネット系よりも費用が少ない。

(30代男性/物件価格2,580万円/年収500万円台、世帯年収800万円台)
【金利】一番低かったため。
【借り入れ費用】最安値ではなかったですが、まあまあ。

楽天銀行の住宅ローンはどんな方におすすめ?

楽天銀行の住宅ローン(借り換え)は次のような人におすすめです。

・手数料を抑えて借り換えをしたい人。
・借り換えの元金が1,500万円を超える人。
・スピーディに借り換えをしたい人。
・楽天ポイントをお得に貯めたい人。
・ネットで手続きを完結させたい人。
・自分で調べながら手続きすることが苦にならない人。

楽天ユーザーは楽天の住宅ローンで借り換えるとさらにお得になる

楽天銀行の住宅ローン(借り換え)の魅力は、手数料が一律で安く、楽天ポイントが貯まりやすくなることです。一方、金利水準を見ると、他の金融機関と比較して特別安いわけではありません。

金利と手数料のどちらを重視すべきかは住宅ローンの残高によっても変わってくるので、しっかりとシミュレーションし、自分に有利な金融機関を選びましょう。

楽天銀行の公式ホームページでは、「借入金利」「月々の返済額」の2パターンから住宅ローンの借り換えシミュレーションが可能です。条件を入力するだけで無料で借り換えメリットを確認できるので、借り換えを検討中の人はぜひ活用してみてください。