ベーシックアテンショントークン(BAT)は、次世代ブラウザ「Brave」とともに急成長が見込まれる仮想通貨だ。

この記事では、BATに投資すべきか悩んでいる人に向けて、BATの過去の値動きや将来性を解説する。今後の見通しも紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

仮想通貨ベーシックアテンショントークン(BAT)とは

BAT,将来性
(画像=PIXTA)

仮想通貨BATは、正式名称をベーシックアテンショントークンという。2017年に誕生した比較的新しい仮想通貨だ。BATは、「Brave」というブラウザで使われている。Braveは、広告をデフォルトでブロックしてくれる画期的なブラウザで、今後利用者の拡大が見込まれている。

普段インターネットを見るときは、ブラウザを利用する。代表的なブラウザには、Google Chrome(グーグルクローム)、Safari(サファリ)、Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)、Firefox(ファイヤーフォックス)などがある。

しかし、ネットサーフィン中に広告が表示され、広告のせいでスクロールしないと情報にたどり着けないなど、わずらわしさを感じた経験はないだろうか。勝手に動画広告が流れると、通信量やバッテリーを消費してしまう原因にもなる。

また、一度ある内容で検索すると、関連する広告が繰り返し表示されるようになる。トラッキングという仕組みで、どのサイトを見て何をクリックしているかという情報が収集されているからだ。トラッキング機能によって、膨大な量の個人情報が企業に流れることになる。このような機能はプライバシーの侵害にあたるとして、2020年から2021年にかけて、欧米諸国を中心に批判が巻き起こっている。

そんな中、広告を排除し、プライバシーに配慮したブラウザBraveは、ますます存在感を強めている。Braveでは、「Brave Shields(ブレイブ・シールド)」という仕組みで、不要な広告やトラッキングを最初からブロックしてくれる。ブラウザの利用状況はユーザーのデバイス上にのみ保存され、企業や第三者のサーバーに送られることはない。そのため、企業に個人情報を抜き取られる心配をしなくてすむ。

広告・プライバシーへの関心の高まりと、Braveの画期的な機能を踏まえると、今後BraveがGoogle ChromeやSafariにとって代わる可能性もあるだろう。そうなれば、Brave上で使用されるBATの存在価値も自然と高まり、価格が急上昇する可能性も出てくる。

BATの価格やチャート

BATは2017年の登場以降、2018年には一時約100円に上昇したが、その後は長らく10円から50円の幅で推移していた。2020年秋以降、ビットコインをはじめとした他の仮想通貨の価格が急上昇し始めたが、BATは20円台を推移しており、振るわない状況が続いていた。

しかし、2021年2月に50円の壁を突破。3月には100円の壁も突破し、4月には一時160円を超えた。たった数ヵ月で、約8倍に価格が上昇したことがわかる。5月にテスラ社のイーロン・マスク氏がビットコインのエネルギー消費が膨大な点を指摘するツイートをしたことから、仮想通貨の多くは下落に転じた。BATも同様に下落し、2021年6月現在約70円となっている。

BATの将来性は?

BATの将来性は、Braveの浸透に懸かっているだろう。Braveは広告をブロックし、プライバシーに配慮したブラウザだと説明した。

実は、Braveの特徴はこれだけではない。Braveには、「広告閲覧報酬」と「投げ銭機能」がある。

Braveでは基本的に広告はブロックされるが、ユーザーが自分の意思で広告を閲覧した場合、ユーザーは対価として報酬を受け取れる。この報酬は、BATによって支払われる。この仕組みを活用すれば、スキマ時間に広告を見ることで、気軽に資産を増やせる。ユーザーにとって、Braveは魅力的なブラウザと言えるだろう。

また、受け取ったBATは課金(投げ銭)に使用できる。自分にとって有意義なコンテンツを配信するコンテンツクリエイターに直接BATを送付できる。投げ銭は匿名で行われるため、受け取ったクリエイターも企業も、誰が投げ銭をしたか知ることはできない。プライバシー対策も万全というわけだ。

ほかにも、Braveでは広告が非表示になるため、従来と比べてはるかに優れた速度でページを読み込むことができる。インターネット検索の快適さは、表示速度に大きく左右される。ページの読み込みが遅くてバックしたり、検索をあきらめたりした経験を持つ人も多いだろう。高速表示の観点からも、Braveが広く浸透する可能性は高いと言える。

さらに、Braveは広告配信する企業側にもメリットをもたらす。Braveの広告の運用パフォーマンスは、既存の広告サービスと比べて優れているという結果が公表された。コロナ禍において、巣ごもりという新たなライフスタイルが一般化し、ネット通販市場が盛り上がりを見せている。このような状況下で、企業はオンライン広告により多くのリソースを割く必要がある。企業にとっても、Braveは要注目のブラウザというわけだ。

Braveを運用する企業Brave Softwareの創業者ブレンダン・アイク氏は、有名なプログラミング言語「Java Script」の開発にも携わったプログラマーだ。Braveは2020年に大人気K-POPアイドルグループ「BTS(防弾少年団)」やeスポーツチームと提携して限定版ブラウザを提供するなど、さまざまな取り組みを行っている。

Braveはまったく新しい発想で運用される画期的なブラウザで、大きな成長可能性を秘めている。今後、Braveが浸透するにともないBATの利用場面も増え、価格が急上昇する可能性もある。

BAT の過去の高騰とこれからの高騰

BATの値動きを見ると、2021年2月から4、5月にかけて価格が急上昇したことがわかる。数ヵ月で約8倍というのは、驚きの数字だが、仮想通貨の値上がり幅としてはそこまで特異というわけではない。

イーサリアム(ETH)は、2020年秋から2021年春にかけて約11倍に上昇した。ネム(NEM)は、2020年夏から2021年春にかけて、約16倍に上昇した。このような点を踏まえると、BATも今後、価格が上昇する可能性がある。

2021年6月現在、ビットコインは約400万円、イーサリアムは約27万円だ。これに対して、BATは約70円で、まだまだ価格が急上昇する伸びしろがあると言えるだろう。

Braveが画期的な機能を備えているとしても、私たちの生活に浸透しているとは言い難い。今後、Braveの浸透と同時に、BATの高騰が起こることも予測される。

BATを保有するメリットとデメリット

BATの価格や値動き、将来性について解説してきた。続いて、BATを保有するメリット・デメリットを整理して紹介しよう。

BATを保有するメリット

BATを保有するメリットは、なんといっても将来性だ。現在の価格はまだ二桁であり、今後大きく値上がりする可能性を秘めている。今後の値上がりについて、Braveの成長という一定の根拠を持って予測できるのもBATの魅力だ。

仮想通貨の中には、金融庁の認可を受けた日本国内の取引所では取り扱いがないものもある。BATは複数の日本国内の取引所で取り扱いがあり、仮想通貨投資が初めての人でも安心して投資をスタートできる。

BATを保有するデメリット

BATを保有するデメリットは、今後値上がりするとは限らないという点だ。特に仮想通貨は、比較的新しい投資対象なので、今後の値動きを正確に予測することは誰にもできない。価格が0円になる可能性もないとは言い切れない。

投資である以上、必ずリターンが得られるとは限らない。投資した金額が戻らないこともある。その点をしっかり理解し、余裕資金で投資を始めることが大切だ。

BATの取引におすすめの取引所とは?

BATに投資するにあたり、まずは仮想通貨取引所で口座開設する必要がある。2021年現在、仮想通貨は数千種類あるといわれており、取引所によって取り扱っている仮想通貨の種類や数は大きく異なる。自分に合った取引所を選び、仮想通貨投資をスムーズにスタートすることが大切だ。

続いて、BATの取り扱いがある日本国内の取引所を3つ紹介する。

コインチェック

仮想通貨の取扱数:16種類(2021年6月現在国内最多)
最低注文数量:500円相当額
サービス:Coincheckつみたて、貸仮想通貨サービス、Coincheckでんき・ガス、Coincheckアンケート、ステーキングなど

コインチェックの特徴は、取り扱っている仮想通貨の種類が多いことだ。BATはもちろん、チャートを見て他の仮想通貨に投資することもできる。仮想通貨は値動きが激しく、数時間から数日の間に価格が高騰することもある。チャンスを逃さず投資するには、できるだけ仮想通貨の取り扱い数が多い取引所を選ぶようにしたい。

また、積立投資、貸仮想通貨などさまざまなサービスが充実しているのもコインチェックの魅力だ。

ビットフライヤー

仮想通貨の取扱数:12種類
最低注文数量:0.00000001BAT
サービス:ビットコインをもらう、ビットコインを使う、Tポイント交換、ステーキングなど

ビットフライヤーは、最低注文数量が小さいことが特徴だ。ビットコインに関して、「ビットコインをもらう」「ビットコインを使う」などの多様なサービスが提供されており、ショッピングや旅行予約でビットコインを受け取ることもできる。

BATとあわせてビットコイン投資も考えているなら、検討してもいいだろう。

GMOコイン

仮想通貨の取扱数:13種類
最低注文数量:10BAT
サービス:つみたて暗号資産、貸暗号資産、ステーキングなど

GMOコインは、GMOインターネットグループが運営している。GMOコインの特徴は、仮想通貨のFX取引ができることだ。FX取引では、レバレッジをかけることで、元手の数倍の取引が可能だ。大きくリターンを得られる可能性がある一方で、大きく損をしてしまうリスクもある。そのため、一定の投資経験を積んでから挑戦するようにしたい。

FX取引に対応している通貨は10種類で、BATも含まれている。仮想通貨投資に慣れ、FX取引も試してみたいときは、口座開設を検討してもいいだろう。

これからも注目が集まる仮想通貨のBAT

BATに興味があるなら、実際にBraveの使用感を確かめてみるのも面白いだろう。広告のわずらわしさ、プライバシーへの不安は多くの人が共有する認識だ。

Braveの利用拡大に先立って、仮想通貨投資をスタートしてみてはいかがだろうか。