暗号資産(仮想通貨)といえば、ビットコインが有名だが、他にもたくさんの暗号資産(仮想通貨)がある。これから投資するなら、ビットコイン以外のまだ価格の低い通貨を狙うのも一つの戦略だ。

この記事では、取扱通貨数が多い暗号資産(仮想通貨)取引所と、具体的な取扱通貨を紹介する。取扱通貨数は、投資の成果とも深く関連している。暗号資産(仮想通貨)投資を始める人は、ぜひ参考にしてほしい。

暗号資産(仮想通貨)取引所によって取扱通貨の銘柄は異なる

仮想通貨,ビットコイン
(画像=PIXTA)

2020年末から急激に値上がりした暗号資産(仮想通貨)。金投資に代わる投資先として注目が集まり、個人投資家だけでなく、企業や機関投資家の参入も相次いでいる。ビットコインの値上がりによって、「億り人」やビリオネアになる人も出てきた。

この機を逃さず、暗号資産(仮想通貨)投資をスタートしたいと考えている人も多いだろう。

暗号資産(仮想通貨)投資を始めるには、まず取引所で口座開設する必要がある。このときに押さえておきたいポイントが、取引所によって取扱通貨の銘柄が異なることだ。「どの取引所で口座開設しても同じだろう」と考えるのではなく、取扱通貨の数を調べて取引所を選ぶようにしたい。

取り扱っている銘柄数が多いとどんなメリットがある?

取扱通貨が多いと、具体的にはどんなメリットがあるのだろうか?以下で詳しく見ていこう。

チャンスを逃さず投資できる

まず、チャンスを逃さずに投資できるというメリットがある。

ニュースを見て気になった通貨を購入しようとアプリを開いても、自分が口座開設した取引所で取扱がなければ、タイムリーに投資することができない。口座開設にはいくつかのステップがあり、手続きをしているうちにあっという間に値上がりしてしまった、といったことも起こり得る。

取扱通貨の種類が多ければ、気になった通貨を適切なタイミングで購入できるだろう。

リスクを分散できる

投資において、リスク分散は非常に重要だ。有名な投資の格言に、「卵を1つのカゴに盛るな」という言葉がある。

1つの銘柄にすべての資産を投資していた場合、その銘柄が値下がりしたとき、資産全体が大きく目減りしてしまうことになる。しかし、複数の銘柄に資産を分散して投資していた場合、1つの銘柄の値下がりを、別の銘柄の値上がりがカバーしてくれる可能性がある。

複数の銘柄に分散投資することで、リスクを抑えて投資することが可能となる。投資初心者にとって、特に分散投資は重要だ。取扱通貨の多い取引所なら、自然と投資先の選択肢が増える。複数の通貨に分散投資することで、リスクを抑えて暗号資産(仮想通貨)投資ができるだろう。

取扱通貨の銘柄数が多い暗号資産(仮想通貨)取引所を紹介

2021年4月現在、取扱通貨の種類が多い暗号資産(仮想通貨)取引所を順番に紹介する。

コインチェック

コインチェックは、取扱通貨の種類が最も多い取引所だ。2021年4月現在、コインチェックは16種類の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っている。コインチェックの取扱通貨は次のとおりだ。

・ビットコイン(BTC)
・イーサリアム(ETH)
・イーサリアムクラシック(ETC)
・リスク(LSK)
・ファクトム(FCT)
・リップル(XRP)
・ネム(XEM)
・ライトコイン(LTC)
・ビットコインキャッシュ(BCH)
・モナコイン(MONA)
・ステラルーメン(XLM)
・クアンタム(QTUM)
・ベーシックアテンショントークン(BAT)
・アイオーエスティー(IOST)
・エンジンコイン(ENJ)
・オーエムジー(OMG)

コインチェックには、販売所と取引所がある。販売所では、コインチェックを相手に取引するため、注文後すぐに売買が成立する。取引のタイムラグがなく、初心者にとっても安心だ。最小注文数量がどの通貨も500円(相当額)となっており、日本円表示なのでわかりやすい。

コインチェックには、「Coincheckつみたて」という積立サービスもある。「Coincheckつみたて」では、毎月1万円から暗号資産(仮想通貨)を積み立てることが可能で、月1回積み立てる方法と、毎日積み立てる方法を選択できる。

暗号資産(仮想通貨)投資を始めたいと考えても、値動きが激しすぎて、どのタイミングで投資すればいいかわからない人もいるだろう。一定額を購入する積立購入なら、値上がりしているタイミングでは少なく、値下がりしているタイミングでは多く購入できるため、スタートのタイミングで悩むこともない。

コインチェックアプリは、投資初心者でも直感的に操作できるように作られている。16種類の通貨のチャートを確認でき、通貨ごとのチャット画面では、他のトレーダーの書き込みをリアルタイムで読むこともできる。現在の資産総額や通貨の構成を円グラフで視覚的に確認できるのもうれしいポイントだ。

ビットフライヤー

2021年4月現在、ビットフライヤーは12種類の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っている。ビットフライヤーの取扱通貨は次のとおりだ。

・ビットコイン(BTC)
・イーサリアム(ETH)
・イーサリアムクラシック(ETC)
・リスク(LSK)
・リップル(XRP)
・ネム(XEM)
・ライトコイン(LTC)
・ビットコインキャッシュ(BCH)
・モナコイン(MONA)
・ベーシックアテンショントークン(BAT)
・ステラルーメン(XLM)
・テゾス(XTZ)

ビットフライヤーにも販売所と取引所がある。最小注文数量は通貨ごとに定められており、販売所でビットコインを購入する場合、0.00000001BTCから購入できる。取引所でビットコインを購入する場合は、0.001 BTCからだ。

ビットフライヤーにも「かんたん積立」という積立サービスがある。1円から設定でき、積立頻度も「毎日」「毎週」「月2回」「月1回」の4つから選ぶことができる。

ビットフライヤーは、アメリカやヨーロッパにも進出しており、国内でも圧倒的な取引量を誇る。2020年には顧客数が250万人を突破した。ビットフライヤーのセキュリティは、世界的に高い評価を獲得しており、今後も海外進出を推し進めていくと予想される。

GMOコイン

2021年4月現在、GMOコインは12種類の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っている。GMOコインの取扱通貨は次のとおりだ。

・ビットコイン(BTC)
・イーサリアム(ETH)
・リップル(XRP)
・ネム(XEM)
・ライトコイン(LTC)
・ビットコインキャッシュ(BCH)
・ベーシックアテンショントークン(BAT)
・ステラルーメン(XLM)
・クアンタム(QTUM)
・エンジンコイン(ENJ)
・テゾス(XTZ)
・オーエムジー(OMG)

GMOコインにも販売所と取引所がある。最小注文数量は通貨ごとに定められている。ビットコインは販売所でも取引所でも最小注文数量は0.0001BTCだが、イーサリアムやリップルなど他の通貨は、販売所より取引所のほうが、最小注文数量が大きく設定されている。

GMOコインにも、「つみたて暗号資産」という積立サービスがある。頻度は月に1回で最低1000円からだ。

GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネットグループで培った技術を応用した強固なセキュリティ体制が特徴で、2020年のオリコン顧客満足度調査で高い評価を獲得している。

DMMビットコイン

2021年4月現在、DMMビットコインは現物取引で3種類、レバレッジ取引で9種類の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っている。

レバレッジ取引とは、証拠金を担保にして、元手の何倍もの金額で取引する方法だ。ハイリスク・ハイリターンな投資方法と言える。レバレッジ取引に挑戦するのは、ある程度投資経験を積み、暗号資産(仮想通貨)投資に慣れてからのほうがいいだろう。

DMMビットコインの現物取引の取扱通貨は次のとおりだ。

・ビットコイン(BTC)
・イーサリアム(ETH)
・リップル(XRP)

また、DMMビットコインのレバレッジ取引の取扱通貨は次のとおりだ。

・ビットコイン(BTC)
・イーサリアム(ETH)
・リップル(XRP)
・ネム(XEM)
・ライトコイン(LTC)
・モナコイン(MONA)
・ベーシックアテンショントークン(BAT)
・ステラルーメン(XLM)
・クアンタム(QTUM)

DMMビットコインの特徴は、「BitMatch注文」という仕組みだ。この仕組みによって、通常の暗号資産(仮想通貨)取引よりコストを抑えられる可能性がある。

DMMビットコインでは、現物取引かレバレッジ取引か、「BitMatch注文」かといった条件によって、細かく最小注文数量が設定されている。

レバレッジ取引や「BitMatch注文」といった仕組みは魅力的だが、DMMビットコインは投資経験者向きの取引所に分類されるだろう。

SBI VCトレード

2021年4月現在、SBI VCトレードは3種類の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っている。SBI VCトレードの取扱通貨は次のとおりだ。

・ビットコイン(BTC)
・イーサリアム(ETH)
・リップル(XRP)

現物取引のみで、500円から投資できる。

SBI VCトレードの母体はSBIグループなので、大手ならではの安心感がある。取引ツールもシンプルだが、取扱通貨の数は多くはない。

注意したいのが、毎日午前6時から7時までメンテナンスが行われることだ。セキュリティ体制が整っているという点では安心だが、通勤時間などに取引したい人にとっては、使いにくいケースもあるだろう。値下がりのニュースを見てタイムリーに投資しようと思ったとき、メンテナンスが実施されていると、チャンスを逃してしまう可能性もある。

最適な銘柄を選んで暗号資産(仮想通貨)取引を行うために

取扱通貨の種類や数は、取引所によって大きく異なる。せっかく暗号資産(仮想通貨)投資をするなら、投資先の選択肢が多い取引所を選ぶようにしたい。

投資先の選択肢が増えることで、その時々で最適な銘柄を選んで投資し、着実に資産形成をすることができる。また、複数の通貨に分散投資することで、リスクを抑えて投資を続けることが可能となる。

最初に誕生した暗号資産(仮想通貨)で、現在も代表格ともいえるビットコインは2021年4月、一時「1ビットコイン=約600万円」まで値上がりした。他の暗号資産(仮想通貨)が、今後同じように大化けする可能性も十分ある。

「1IOST=約8円」「1XLM=約55円」「1ENJ=約250円」など、1通貨当たり数円から数百円という暗号資産(仮想通貨)もたくさんある。通貨ごとの特徴や関連する技術を調べ、気になった通貨に投資してみるのも面白いだろう。