新生銀行の住宅ローンは、融資事務手数料の安さと金利の低さを売りにしています。

店舗型銀行でありながらネット銀行とほとんど変わらないサービスを提供しており、店舗型の安心感とネット型の利便性を兼ね備えているのが魅力です。

本稿では、新生銀行の住宅ローンの特徴や評価、おすすめの人などをまとめていきます。

新生銀行の住宅ローンとは

新生銀行住宅ローン,特徴
(画像=PIXTA)

新生銀行は東京都中央区に本店を構え、東京を中心に全国に支店を構える普通銀行です。インターネット専業銀行ではないものの、近年ではインターネットサービスに力を入れておりネット銀行に近い業態になりつつあります。

この傾向が顕著に表れているのが、新生銀行の提供する住宅ローンです。ネット銀行並みに低い金利で提供しており、実店舗を構える銀行としては最低レベルの金利となっています。また後述する通り、手続きを全てネット上で行えることや手数料が安いことなども、ネット銀行に近い特徴といえます。

新生銀行の住宅ローンは人気も高く、日本マーケティングリサーチ機構が2020年に行った アンケート調査では、「金利+諸費用が魅力の住宅ローン」と「口コミランキング」で第1位を獲得しています。このランキングは銀行業売り上げ上位9社と比較したものですから、メガバンクよりも高い人気を得ていることが分かります。

新生銀行の住宅ローンにはどんな特徴がある?

新生銀行の住宅ローンには以下のような特徴があります。

全期間固定金利は業界屈指の金利の低さを誇る

新生銀行の住宅ローンでは金利タイプを複数提供していますが、中でも全期間固定金利が優れています。2021年3月現在の25年固定は年1.20%、30年固定は1.3%、35年固定は1.5 %となっており、業界トップクラスの低金利です。

保証料や繰り上げ返済手数料が0円

新生銀行の住宅ローンは、諸費用が安く設定されています。特に注目したいのが、保証料と一部繰り上げ手数料が0円であることです。

そもそも保証料とは、返済不能に陥った場合に備えて保証会社と保証委託契約を結ぶ際にかかる費用です。新生銀行では、保証会社を通さずに住宅ローンを組むため、保証料が一切かかりません。

また、一部繰り上げ返済の手数料も無料です。1円から好きな金額を繰り上げ返済でき、回数制限もありません。全額繰り上げ返済も原則無料です。

融資事務手数料を抑えられる

新生銀行の住宅ローンは、定額型の事務取扱手数料は5万5000円であり、業界トップクラスの安さに設定されています。

融資事務手数料は金融機関によって大きく異なる場合があるため、特に融資事務手数料を抑えたい人であれば、新生銀行の住宅ローンがおすすめです。

自己資金を10%準備できれば金利優遇

新生銀行の住宅ローンでは、自己資金10%以上で新規に購入する人を対象に、借入金利を年0.05%優遇しています。もともと低めに設定されている金利がさらに低くなるため、自己資金10%以上準備できる人は有利な条件で利用できます。

なお、自己資金は「諸費用を除く物件の購入価格」に対し10%以上であることが条件となっています。しかし新生銀行の住宅ローンは諸費用の安さも売りにしているため、諸費用を考慮しても金利優遇を受けやすいといえます。

手続きはWebで完結するので窓口へ行かなくてよい

新生銀行では、ネット銀行と同じようにWebで手続きが完結できるため、窓口に出向く必要がありません。もちろん、対面で相談しながら住宅ローンを検討したい人向けに、実店舗に住宅ローン相談窓口も設置しています。

団信の加入は手数料のみ金利上乗せなし。介護保障保険も付帯可能

新生銀行の住宅ローンでは将来のリスクに備えるためのオプションとして、一般団信を事務手数料5万5000円でつけることができます。さらに安心パックシリーズを提供しています。手数料は11万円〜ですが、このオプションをつけることで、安心保障付団信に0円で加入できるメリットがあります。

安心保障付団信とは団体信用介護保障保険といい、保険期間中に不慮の事故などによって要介護状態になった場合に介護保険金を支払い、住宅ローンを完済するものです。住宅ローンは長期間にわたって返済を続けるものですから、このような備えがあると安心です。

安心パックは3種類

上記の安心パックシリーズには3タイプあります。11万円で加入できる「安心パック」はシリーズの中で最も安いサービスで、一般団信の保障にくわえて、安心保障付団信がつき、コントロール返済も利用できるようになります。そのほか病児育児サービスや家事代行サービスなど女性に嬉しいサービスが付帯した「安心パックW」や、自然災害特約がついた「安心パックS」は、それぞれ16.5万円で付けられます。従来の金利上乗せ式と違い、手数料だけで加入できるのでお得なサービスといえるでしょう。

新生銀行の住宅ローンで借り入れた場合のシミュレーション

新生銀行で住宅ローンを組んだ場合、月々の返済額や完済時の総支払額などがどのようになるか、気になっている人も多いことと思います。

そこで、一般的な例でシミュレーションしてみましょう。条件は以下の通りです。

借入金額:3000万円
借入期間:30年
金利タイプ:固定金利(全期間固定金利タイプ)
適用金利:年1.3%
ボーナスでの返済:しない

この条件の場合、

月々の返済額:10万681円(年間の返済額:120万8172円)
完済時の総返済額:3627万383円(うち総支払利息:627万383円)

となります。

これはあくまでも一般的な例であり、金利タイプによって返済状況は大きく変わってきます。新生銀行では住宅ローンシミュレーションを提供しているため、自分の条件を当てはめてシミュレーションしてみることをおすすめします。

新生銀行の住宅ローンの評判は?

新生銀行の住宅ローンの評判を見てみると、これまでに述べた特徴や魅力がよく分かります。

具体的には、以下のような評判があります。

● 転職して1年未満であるため心配だったが、問題なく住宅ローンを組むことができた
● 担当者の対応が良い。質問への回答が早く説明も丁寧であるため、自分で調べる必要が一切なかった
● 複数の銀行を検討したが、新生銀行のシミュレーションが一番分かりやすかった
● 融資事務手数料が低く抑えられるのが決め手になった
● 審査書類が少なく、借り入れまでがスムーズだった。ネットで全て手続きできるのも利便性が高くて良い
● すでに借りていた住宅ローンに比べて、金利がとても低かった。借り換えた結果、金利差で約600万円の効果が得られた
● 借り換えは手数料が高く手続きも面倒なイメージがあったが、手数料を抑えることができ手続きもスムーズにできた

以上のように金利の低さや融資事務手数料の安さ、利便性に満足している評判が多数見られます。 これらの評判から、金利+諸費用が魅力の住宅ローンで第1位に輝いたことにもうなずけます。

新生銀行の住宅ローンはどんな方におすすめ?

新生銀行の住宅ローンは、以下のような人におすすめです。

融資事務手数料を抑えたい人

手数料が安いので、最初にかかる諸費用も抑えられます。

自己資金を10%以上準備できる人

特徴の部分でも紹介しましたが、自己資金が10%以上あれば、金利を0.05%優遇してくれますので、さらにお得な金利でローンを組めるでしょう。

早く完済したい人

新生銀行の住宅ローンは繰り上げ返済がしやすい仕組みであるため、早く完済したい人にもおすすめです。繰り上げ返済の手数料は0円であり、1円から受け付けています。インターネットバンキングから手続きできるため、利便性にも優れています。

また繰り上げ返済は全て借入元本に充当されます。このため元本を確実に減らすことができ、それに伴って軽減された利息分をさらに繰り上げ返済に回すことで、返済スピードが加速度的に早くなっていきます。

スマート返済に申し込めば、繰り上げ返済を自動化することも可能です。スマート返済は、あらかじめ指定した預金残高を1万円以上上回った場合に、自動的に繰り上げ返済に回す仕組みです。このような仕組みも活用すれば、さらに返済を早めることができます。

新生銀行の住宅ローンを申し込む流れ

新生銀行の住宅ローンは、以下の流れで申し込みます。

1、審査申し込み

審査はWebか郵送で申し込みます。

2、必要書類の提出

新生銀行の住宅ローンはWebから申し込む場合でも仮審査がなく、初めから本審査を行います。このため、年収と勤務先に関する資料、物件に関する資料(物件購入の場合)、利用中のローンに関する資料(借り換えの場合)などの必要書類を提出しなければなりません。Webから審査を申し込んだ場合には、マイページからアップロードすることで提出できます。

3、契約内容の確定

提出資料をもとに審査を行い、審査結果が通知されます。審査に通ったならば新生銀行の担当者と打ち合わせ、借入金額、借入期間、金利タイプなどの契約内容を決めていきます。契約内容の決定後、契約手続きを行います。原則的に電子契約にて手続きしますが、書面や店頭での手続きも可能です。

4、融資実行

新規購入の場合、借入日当日に司法書士立会のもと抵当権の設定確認と登記を行います。完了後、司法書士が新生銀行に連絡をし、融資実行に至ります。

借り換えの場合にも借入日当日に返済中の金融機関に出向き、司法書士の立会のもと抵当権抹消書類の受け取りを行います。これによって返済中の住宅ローンの完済手続きと、新生銀行での借り換えが完了します。

新生銀行の住宅ローンで安心と幸せを手に入れる

新生銀行は店舗型銀行であり、ネット銀行で住宅ローンを組むことに抵抗がある人でも安心して利用できます。安心パックシリーズなど将来のリスクを軽減できるオプションが充実していることも、安心につながる要素です。

融資事務手数料や金利はネット銀行並みであり、繰り上げ返済などにも配慮されていることから、無理なく返済していけることも魅力です。

住宅ローンの借入期間は長く、安心して利用できるかどうかが非常に重要となります。長期間にわたって安心できるならば、それは人生全体の幸せにもつながります。

安心感を重視する人は、ぜひ新生銀行の住宅ローンを検討してみてください。