auユーザーを中心に、ネット銀行であるauじぶん銀行の住宅ローンについて耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。auじぶん銀行で住宅ローンを取り扱っていることを知っていても、ネット銀行というものに馴染みがなければ、「よくわからないから借りるのはメガバンクや地銀にしよう」と避けてしまう方も多いはずです。

そこでこの記事では、気になるauじぶん銀行住宅ローンの特徴を解説します。auユーザーの方はもちろん、そうでない方もこの記事を読んだ後に今までと考えが変わるはずです。

auじぶん銀行の住宅ローンとは

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(画像=PIXTA)

国内三大電気通信事業者(キャリア)のひとつのKDDIと、国内三大メガバンクのひとつの三菱UFJ銀行が共同で設立したインターネット銀行(ネット銀行)が提供する住宅ローン商品です。ネット銀行だからこそ、申し込みから契約まで全てネットで完結することができます。

auじぶん銀行の住宅ローンでは、「変動金利プラン」「固定金利特約プラン」そしてそれぞれを組み合わせた「ミックス」という3種類の金利タイプから選択可能です。さらに、基準金利から一定の金利引下げを行うプランとして、「当初期間引下げプラン」と「全期間引下げプラン」の2種類があります。

「当初期間引下げプラン」とは、当初の特約期間を重視し借入金利を引き下げる一方、「全期間引下げプラン」では借入期間中ずっと借入金利が引き下がります。ここまで聞くと「全期間引下げプラン」の方がメリットが大きいように感じるかもしれませんが、その分金利引き下げ幅が「当初期間引き下げプラン」より小さい点に注意してください。

なお、審査の結果次第ではどちらにも該当しない「保証付金利プラン」が適用になります。このプランは、保証会社への保証料分が上乗せされた金利が採用されるというものです。その際の金利引き下げ幅は審査で決定されます。

auじぶん銀行の住宅ローンにはどんな特徴がある?

ここから、auじぶん銀行の住宅ローンの特徴やメリットを紹介します。

変動金利は0.41%と非常に低い金利で借りられる

まず、魅力的な金利がauじぶん銀行住宅ローンの特徴です。2021年3月現在、変動金利かつ全期間引き下げプランを選んだ場合、年0.41%が適用されます。

また最初から変動金利だと金利変動が不安なので、最初の10年ぐらいは様子をみたいと考えているケースでも、固定金利特約かつ当初期間引き下げプランであれば0.525%適用で、こちらも比較的低金利です。

団信の内容も充実しており返済期間も安心

住宅ローン借入時には、団体信用生命保険の保障内容を確認しておきましょう。団体信用生命保険とは、借入期間中に契約者本人が死亡、または所定の高度障害状態になった場合に、生命保険会社が住宅ローン残高に相当する保険金を支払うことで、契約者に代わり住宅ローンを返済する制度です。

auじぶん銀行の住宅ローンでは、「一般団信」「がん50%保障団信」「がん100%保障団信」「11疾病保障団信」「ワイド団信」と、5つのプランから選べます。自分のニーズに合ったものが見つかるはずです。

特に人気の「がん50%保障団信」は、保険料負担なしにもかかわらず保障が充実しており、「がん」と診断確定されると住宅ローン残高が1/2になります。また、すべてのけが・病気で、入院が継続180日以上となった場合、住宅ローン残高は0円です。

ただし、がんの場合に結局1/2の残高が残ってしまうため、より充実した保障が必要であれば、0.2%あるいは0.3%金利上乗せで「がん100%保障団信」または「11疾病保障団信」に加入した方が良いかもしれません。

申し込みはネットで完結するので来店不要

最初に述べたように、auじぶん銀行の住宅ローンは全てネットで完結させることができるので、原則として来店や契約書記入捺印の手間がかかりません。契約書記入が不要なので、住宅ローン契約書に貼付ける印紙代が不要になる点もメリットです。

なお、初めての契約なのにネットだけだとわからないこともたくさんあり不安だという方もいるかもしれません。しかしauショップの一部店舗にあるau Styleでは、住宅ローンに関する質問に知識豊富な店舗スタッフが回答してくれるので安心です。

auじぶん銀行の住宅ローンで借り入れた場合のシミュレーション

では、実際にauじぶん銀行で住宅ローンを借り入れるとなると、月々どのくらいの返済額になるでしょうか。現時点でauじぶん銀行で最も低い金利プランである変動金利・全期間引下げプラン(0.41%)で、最長35年で住宅ローンを借入した際の借入可能額や毎月返済額費用などは以下の通りです。

 年収  借入可能額(目安)  月々の返済額
(可能額満額借入時)
 総返済額
(可能額満額借入時)
 諸費用概算
(可能額満額借入時)
300万円 2340万円 5万9816円  2512万2860円  71万9800円
400万円 3120万円 7万9755円  3349万7244円  93万1400円
500万円 3910万円 9万9950円  4197万8948円  110万5200円
600万円 4690万円 11万9889円  5035万3295円  131万68200円
700万円 5470万円 13万9828円  5872万7666円  52万8400円
800万円 6250万円 15万9767円  6710万2024円  174万円
900万円 7040万円 17万9961円  7558万3774円  195万3800円

なお、この表からもわかるように、住宅ローン借入時には銀行に支払う事務手数料や登記関連費用が発生します。auじぶん銀行の場合、事務手数料は借入金額×2.2%(税込)です。

また借入後も一部繰り上げ返済、全額繰上げ返済の時に手数料が発生する金融機関があります。auじぶん銀行の場合は一部繰上返済手数料無料、全額繰上返済も変動金利適用中は無料なので安心です。

auじぶん銀行の住宅ローンの評判は?

実際にauじぶん銀行の住宅ローンを利用した方々は、やはり金利の低さが決め手になっているようです。ネット銀行を今まで利用していなかった方でも、KDDIと三菱UFJ銀行が共同で設立した銀行だから安心できたという声もあります。

団体信用生命保険も評判が良いです。特徴では、保険料負担なしで最も人気が高い「がん50%保障団信」を中心に紹介しましたが、手数料上乗せ負担があったとしてもがん保険に加入するよりもお得と考え、「がん100%保障団信」に入り、満足している人もいます。

またネット銀行だからこそ、手軽にスピーディーに処理できたという声も多いです。一方で、追加でアップロードが必要な書類が発生するなどの理由で、HPでうたわれている日数以上の期間がかかってしまったという声もあります。

auじぶん銀行の住宅ローンはどんな方におすすめ?

ここまでの特徴を踏まえ、auじぶん銀行の住宅ローンをおすすめしたいのは低金利の住宅ローンを求めている人です。またネット銀行のスピーディーさも魅力で、最短10日間で手続きが完了するといわれており、すぐに融資を受けたい方や仕事の都合で銀行まで出向く時間がない方にも合っています。

さらに普段携帯電話にauを利用している方や、じぶんでんきを利用している方、検討中の方は金利優遇が受けられるためおすすめです。auじぶん銀行のATM利用手数料・振込手数料に関する特典もあるため、au関連のサービスを利用することが多い方も選択肢に入れてください。

ただしau Styleという相談窓口があるといえども、銀行の支店のように平日いつでも気軽に住宅ローン手続きや相談をすることは難しいかもしれません。そのため普段ネットをあまり利用しない方や、対面で気軽になんでも相談したいという方は最寄りの銀行を選択肢に入れた方が良いでしょう。

auじぶん銀行の住宅ローンを申し込む流れ

auじぶん銀行の住宅ローン申し込みは、以下の流れで進みます。

1.マイページ登録、仮審査申し込み
2.本審査申し込み
3.契約手続き

1では、借入条件を入力し登録した後、団体信用生命保険に申し込みます。その後、登録したメールアドレスに審査結果が届くので確認。

審査結果が承認であれば、そのまま2の本審査申し込みに進みます。この段階で本人確認書類や収入確認書類など必要書類を用意しておかなくてはなりません。提出はPCやスマートフォンからのアップロードはもちろん、郵送やFAX対応も可能です。

本審査結果も承認であれば、不動産会社の担当者に連絡し決済スケジュールや金額について最終確認しておきます。続いてネットで契約手続きを進めた後、電話で銀行側の最終確認です。

なお、住宅ローン借入時には該当物件に抵当権を設定しなくてはなりません。ここまでは全てネットで手続きができたのですが、この段階でauじぶん銀行側の指定する司法書士との直接面談が必要です。

ここまで終えれば、後は借入当日に売買実施、抵当権設定で一連の手続きが完了します。

auじぶん銀行の住宅ローンを利用してマイホーム計画を立てよう

2008年に設立されたauじぶん銀行は、住宅ローンの取り扱いを始めたのが2015年とまだ歴史が浅く、存在を知らなかった方も多いかもしれません。しかしauじぶん銀行の住宅ローンには、ネットでスピーディーに手続きできる、団信の内容が充実している、比較的金利が低い、ローン契約の印紙が不要といった特徴があり、忙しい方やできるだけお得に住宅ローンを借入したいという方のニーズを満たしています。

住宅購入を予定していて自分に合っていると感じた方は、auじぶん銀行の住宅ローンを利用してマイホーム計画を立ててみてはいかがでしょうか。