急な出費への対応策としてカードローンの利用を検討する人の中には、家族に余計な心配をかけないために、内緒でカードローンを利用したいと考える人もいるでしょう。
カードローンは適切な会社選びと手続きを行って、滞りなく返済すれば家族に内緒で利用できます。今回は家族に内緒でカードローンを利用するための方法について解説します。
カードローンを借りると家族に知られる?

まずは、内緒でカードローンを利用する方法について紹介します。
・旦那や家族にばれずにカードローンは使用できる
カードローンを利用するための申し込み方法はカードローン会社によって異なり、窓口で手続きができる場合もあれば、郵送やファックスを使って手続きを行う場合もあります。最近はインターネットやスマートフォンアプリを使った手続きが可能になったことから、以前に比べて家族に内緒で簡単にカードローンを利用できるようになっています。
しかし、家族に内緒でカードローンを利用するためには、いくつか気をつけなければならないポイントがあります。
・家族にばれないようにするためには、いくつかの工夫が必要
家族に内緒でカードローンを利用するためには、ばれてしまうポイントを理解して、ばれないための工夫をしなければなりません。最も注意しなければならないのが申し込み時と返済を滞納したときです。
原則として、絶対に滞納しない
家族に内緒でカードローンを利用したい場合、大切なことは返済を滞納しないことです。1日でも返済を滞納した場合、最初は登録した電話番号にカードローン会社から電話があり、いつ頃であれば返済できるかの確認が行われます。
単なる手続き忘れや振り込み忘れであれば、すぐに返済できるため問題はありません。しかし返済資金を用意できなかった場合、最初に約束した返済日まで連絡は来ませんが、何度も返済日を先延ばしにすると職場や家庭に連絡がきて、カードローンの利用がばれてしまう可能性があります。
カードローンの返済が期日より1日でも遅れることを「遅延」といいます。遅延の間にすぐ返済すればその後のカードローンの利用に大きな影響はありません。
一方、「延納」は返済予定日から61日以上または3ヵ月以上返済していない状態を指します。延納を61日と3ヵ月のどちらで区切るかはカードローン会社によって異なりますが、延納すると支払いを求めるための督促状が自宅に送られてきたり、自宅や職場に連絡が来たりするなど、カードローンを利用していることが家族にばれやすくなってしまいます。
また、よく使われる用語として「滞納」があります。滞納は遅延と延納の両方を含む言葉ですが、明確な定義はありません。返済予定日からどれだけ支払いが遅れているかにかかわらず、支払い義務があるのに支払いをしていない状態を指しています。
カードローンを滞納すると、それ以降カードローンが利用できなくなったり、信用情報に傷がついたりする場合があります。カードローンの利用履歴は「信用情報機関」に登録され、遅延や延納すると履歴が残ります。延納状態が続くと、信用情報はどんどん悪化します。
信用情報はカードローンを利用している会社だけでなく、別の会社や金融機関とも共有されるため、信用情報に傷がつくと、他のカードローン会社を利用するときに審査が通らなかったり、金利が悪くなったりする可能性があります。
信用情報機関は銀行と消費者金融で異なりますが、銀行の信用情報を取り扱う信用情報機関で評価が低くなると、住宅ローンや教育ローンなどを利用する場合にも融資が下りない可能性があります。信用情報の低下は今後のマネープランに大きな支障が出ることからも、滞納せずにきちんと返済することを心がけましょう。
カードローンの利用を内緒にするための4つの対策
カードローンを利用していることを家族に内緒にするためには、次の4つの対策を行う必要があります。それぞれ紹介していきます。
対策1:連絡先を携帯電話にする
カードローンを利用する場合、住所や電話番号などの連絡先を入力する項目が必ずあります。自宅の電話番号を入力してしまうと、カードローン会社から審査時などに連絡が入り、カードローンの利用がばれてしまう可能性があります。
最近は、固定電話を設置していない家庭が増えていることから、携帯電話の電話番号だけを入力することで申し込みが完了する場合が多くなっています。申し込み時の連絡先入力では、自宅の番号を入力せずに自分の携帯番号のみを登録するようにしておきましょう。
対策2:その場でカードを発行する会社を選ぶ
カードローン会社の中には申し込み手続から審査、カードの発行まで数十分で完結でき、その場でカードを発行できるサービスもあります。カードローン会社によっては明細の発行やダイレクトメールなどを指定の住所に送ってくれる場合もありますが、カードだけは申し込み時の住所に送られることもあります。そのような場合、カードが送付されるタイミングで家族にカードローンの利用がばれる可能性があります。
多くの場合、カードの送付は簡易書留など受取人が確実に受け取る状態で送られてくるため、外出時などに郵便が届き、家族が受け取ることでカードローンの利用がばれてしまうケースがあります。このようなリスクを防ぐために、店舗型でその場でカードを発行してくれるカードローン会社を利用することも選択肢に入れておくとよいでしょう。
対策3:ATMでの借り受けにする
カードローンを利用する場合、お金が自分の銀行口座に振り込まれると履歴が残るため、通帳記帳時に家族にカードローンの利用がばれてしまう可能性があります。しかし、借り受けや返済をATMで完結させれば口座に履歴が残ることはなく、誰にもばれずにカードローンを利用できます。
銀行系カードローンや大手の信販、消費者金融のカードローンであれば提携しているコンビニのATMで引き出しや返済が行えるため、カードローンの利用をATMで完結できます。口座に履歴を残さないためにも、口座なしで利用できるカードローン会社やATMで利用が完結するカードローン会社を選択するとよいでしょう。
対策4:郵便物の宛先を変える
対策2で解説したように、郵送物が届くことで家族にカードローンの利用がばれることが多いので、注意が必要なポイントです。
カードの送付先や明細の送付先がどこになっているかを確認し、送付先が自宅になっている場合にはカードローン会社に連絡して郵便物の宛先を変えてもらいましょう。
注意点1:在籍確認の有無を確認する
在籍確認とは、申し込み時に申告した会社に勤務しているかどうかをカードローン会社が審査時に電話で確認することです。在籍確認は、カードローン会社であることを名乗らずに行う場合が多いため、在籍確認があったからといってすぐにカードローンの利用がばれるわけではありません。
しかし、職場によっては普段外部から連絡が入ることがほとんどないなどの理由により、突然の電話によってカードローンの利用がばれてしまう可能性は無視できません。カードローン会社によっては、在籍確認を行わない会社もあるので、在籍確認をされたくない場合には在籍確認のないカードローン会社の中から利用先を選ぶようにしましょう。
注意点2:返済計画をあらかじめ立てておく
カードローンは利用前に返済計画を立てておくことが大切です。カードローンは返済期間が長いほど支払う利息が多くなるため、損をしないためにはできるだけ早めに返済することが大切です。
返済計画を立てておかないと毎月の返済ごとに資金繰りに悩まされ、キャッシュフローが悪化すると、さらにカードローンを利用することにもなりかねません。完済前に追加でカードローンを利用すると、その分の金利を支払う必要があり、場合によっては多重債務に陥ってしまう可能性があります。
返済計画を立てる場合には毎月の収入と支出を見直して返済可能金額を把握するところからスタートしましょう。あまりに返済額が大きいと日々の生活に支障が出ます。収支のバランスを考えながら最適な返済額を算出することが、無理のない返済計画を立てるうえで大切です。
カードローンの利用にあたっては毎月の支出の中で節約できる内容があるかを見直し、浮いたお金を返済に充てることも大切です。例えば、携帯電話を大手キャリアから格安SIMに変更するだけで毎月の支払いは大きく減ります。新聞や牛乳といった固定費が発生する支出も返済期間はやめておくなど、可能な範囲で支出を抑制し、その分早期に返済することで、支払う利息を少なくしていきましょう。
最近は、郵送によるカード送付や電話による在籍確認を行わないカードローンサービスも増えてきました。イオン銀行カードローンやオリコカード、レイクALSAなどはWebで登録を完結できるので、登録をWebだけで済ませたい場合には検討してもよいでしょう。レイクALSAはカードレス契約もできるので、カードの郵送によって家族にカードローンの事実を知られる可能性も低くなるでしょう。
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家族に内緒で利用できるので、カードローンの利用は計画的
カードローン会社は、基本的には本人以外にカードローンの利用に関する話をすることはありません。しかし、電話がかかってきたり郵便物が送られてきたりすると、そこからカードローンの利用が家族にばれてしまう可能性があります。
今回の記事で紹介したように、いくつかの工夫を確実に行えば家族に内緒でカードローンを利用することは可能です。
内緒でカードローンを利用するためのポイントとしては、連絡先を自宅外にすることや、ATMを利用したやりとりも大切ですが、最も重要なのは返済を遅らせないことです。返済が遅れると家族にカードローンの利用がばれるリスクが高まるだけでなく、信用情報に傷がつき、今後のマネープランにも大きな影響を及ぼします。
家族に内緒でカードローンを利用したい場合には、返済計画をしっかりと立て、確実に返済できるように意識しておきましょう。