還元率の高さが評判のリクルートカード。しかし、カードの作成にあたっては、還元率以外のメリットについても理解しておくべきでしょう。
この記事では、リクルートカードの評判や、どのような人におすすめなのかをわかりやすくまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
リクルートカードはなんでも1.2%の高還元が強力な魅力

リクルートカードは1.2%の高還元率が最大のメリットですが、そのほかにもさまざまな魅力があります。ここでは、還元率をはじめとしたリクルートカードの概要を解説していきます。
リクルートホールディングスのクレジットカード
リクルートカードは、2013年5月にリクルートホールディングスがJCB・三菱UFJニコスと提携して発行したクレジットカードです。リクルートホールディングスは、不動産紹介のスーモや人材派遣のindeedなどを展開している大企業。リクルートカードでは、豊富な資金力を武器にさまざまなメリットを実現しています。
会費は無料。高還元率。家族カードも無料。海外旅行保険・ショッピング保険が付帯し、ETCカードも無料。
年会費 | 永年無料 |
還元率 | 1.2%~4.2% |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 無料 |
付帯保険 | 国内旅行、海外旅行、ショッピング |
国際ブランド | VISA、MasterCard、JCB |
リクルートカードの一番の魅力は1.2%の高い還元率です。例えば、1,000円の買い物をすると12ポイントの還元が受けられます。また、1.2%の還元は加盟店だけでなく、どのお店でも同じ還元率です。そのため、メインカードとしての活躍が期待できます。
他社のクレジットカードを見てみると、加盟店以外は還元率が下がってしまうことも少なくありません。リクルートカードは普段使いの利用でも他社のクレジットカードと比べて高水準だといえます。また、リクルートカードの年会費は無料で、家族カードやETCカードも無料で作成できます。国内、海外旅行付帯保険、ショッピング保険も無料で付いており、申し分のないスペックとなっています。
リクルートカードのよい評判
ここでは、リクルートカードの評判をまとめました。実際に使っている人の意見を聞くのは非常に参考になります。まずは、よい評判から見てみましょう。
●還元率が1.2%とかなり高い
●auの携帯であればPontaポイントで携帯料金の支払いができる
●リクルートポイント→Pontaポイント→au Payチャージをすると、用途の多い使い道ができる
●ホットペッパービューティーでリクルートポイントが使えるので便利
●リクルートポイントが使える実店舗も多く、1ポイントから使える
リクルートカードはやはり還元率に関する評価が高いようです。普段買い物の量が多い人にとってはメリットを感じやすいのでしょう。ポイントについては後述しますが、リクルートカードはポイントの獲得率も好評のようです。nanacoカードを持っていなくても、普段からセブンイレブンやマクドナルドをよく利用する人は、利用を検討すると良いでしょう。
リクルートカードの悪い評判
リクルートカードにはよい評判だけでなく悪い評判もありました。具体的には以下のような声です。
●年間で100万円程度利用したとしても、単純計算で1%のカードと比較すると2000円の差しかないのでメリットを感じない
●ポンパレモールはアマゾンと違って、商品単位ではなく店舗単位で表示されるので買い物しづらい
●入会ボーナスは1カ月の期間限定ポイントで、Pontaポイントに変えられない
●ポイントを使える店舗が少なく、魅力が感じられない
悪い評判には、普段利用する店舗ではリクルートカードの強みを活かすことができないといった意見が多い印象です。リクルートポイントやPontaポイントの加盟店を見て、自分がよく行く店舗があるのであれば、リクルートカードを持っておいても良いでしょう。
リクルートカードのメリット
上記した評判を見ると、リクルートやPontaの加盟店をよく利用する人からは高い評価を得ているようです。一方、悪い評判にはリクルートやPontaの加盟店を利用しない人が多い印象です。総じていうならば、加盟店をよく利用する方に向いているカードといって良いでしょう。
それでは、実際のところリクルートカードのメリットにはどのようなものが挙げられるのでしょうか。
リクルート提携のショッピング・ストア利用なら有利
リクルートと提携しているお店やサービスならば、ポイントの還元率が増加します。リクルート提携店と還元率の例を挙げると次のようになっています。
●じゃらん:3.2%
●ポンパレモール:4.2%
これらのリクルート系列のサービスでは、最大で4.2%ものポイント還元を受けることができます。これらのお店をよく利用される人にはリクルートカードがピッタリでしょう。
また、携帯料金や公共料金、定期カードなどの支払いにリクルートカードを使用すると、1.2%のポイント還元が受けられます。今まで公共料金などの支払いを現金で行っていた人は、リクルートカードでの支払いに切り替えてみてはいかかでしょうか。
カード利用でたまるポイントは、Pontaカードのポイントに等価交換できる
リクルートポイントのままでも十分に使えますが、カード利用で貯まったポイントはPontaカードのポイントに変換できるため、幅広い店舗やサービスでポイント利用ができます。Pontaポイントの使える店は以下のとおりです。
ローソン ケンタッキー・フライド・チキン GEO シェル
これらの店舗をよく利用される方は、Pontaポイントに変換できるリクルートカードを持っておくとお得なお買い物ができるでしょう。
ETCカード も年会費無料。通行料金100円で1.2ポイントが貯まる!
リクルートカードでは、ETCカードも年会費無料です。こちらも通行料金100円ごとに1.2%の高還元率です。また、ETCによる料金の支払いに応じてマイレージが貯まります(貯まるポイントの小数点は切り捨て)。貯まったマイレージは、専用サイトから無料交通分として還元可能です。
よく旅行や出張などで高速道路を利用される人は、このETCカードもセットで作ることをおすすめします。ただし、国際ブランドの選択には注意が必要です。VISAとMasterCardを選択した場合には1,000円の新規発行手数料がかかってしまうため、特にこだわりがなければJCBをおすすめします。
電子マネーへのチャージも1.2倍
nanacoやモバイルsuica、楽天edyなどの電子マネーにチャージすることでポイントが1.2倍還元されます。ただし、還元が受けられるのは毎月30,000円までであることには注意が必要です。毎月のチャージで30,000円を1円でも超えてしまうと、超えた分はポイント付与の対象外となります。
ただし、カードブランドによってポイント対象になる電子マネーが違うので注意が必要です。以下の図にて、対象になる電子マネーをご確認ください。
カードブランド | 電子マネー |
MasterCard、Visa | 楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCA |
JCB | モバイルSuica |
リクルートカードの デメリット
リクルートカードのメリットを4つ紹介しました。つづいてリクルートカードのデメリットを解説していきます。
旅行付帯 保険・ショッピング保険が無料だが、旅行代金の支払いが必要
リクルートカードは旅行付帯保険、ショッピング保険などが無料です。旅行の際に事故や盗難などの予期せぬ事態が起こってしまったときには、この保険が適用されます。
保険名 | MasterCard/Visa | JCB |
国内旅行損害保険 | 最高1,000万円(利用付帯) | 最高1,000万円(利用付帯) |
海外旅行損害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) | 最高2,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 年間200万円 | 年間200万円 |
旅行によく行く人、旅行先でのトラブルが不安な人はリクルートカードがあれば安心です。ただし、旅行代金をリクルートカードで支払うことが必要です。現金やそのほかのクレジットカードで支払ってしまった場合には対象外となるため注意しましょう。
何にでも1. 2%であるが最高の率ではない。
リクルートカードの最大の魅力は1.2%の還元率だといえます。しかし、1.2%という数字は高水準ではあるものの、最高の数字ではありません。例えば、リクルートカードはSuicaチャージで1.5%の還元率ですが、還元率1.5%のViewcardのようにリクルートカードよりも還元率が上回っているカードも存在します。
また、楽天市場を利用するならば、楽天カードで買い物をするほうが高いポイント還元を得られます。そのため、普段利用する店によってカードを使い分けるのがお得でしょう。リクルートカードはどの店でも1.2%の還元率なので、いろいろな使い分けが面倒な方には向いているといえます。
リクルートポイントのままでは使い道が限られているのでPontaポイントに交換して使おう。
前述したとおり、リクルートポイントはPontaポイントに変換することができます。Pontaポイントは、ローソンなど使える加盟店が多くて便利です。一方、リクルートポイントは以下の店で使うことができます。
ポンパレモール |
ホットペッパーグルメ |
じゃらん |