2020年はじめから急拡大した新型コロナウイルス。終息するまでには長い道のりが必要といわれています。緊急事態宣言の発令に伴い、経済的なダメージを受けてしまい家計に不安を感じる人も少なくないでしょう。

経済的に困難な状況を乗り切るためには、カードローンを利用することも一つの選択肢になります。この記事では、三菱UFJ銀行のカードローンについて解説していきます。

コロナ禍での各銀行のカードローン対応

コロナ,三菱UFJ カードローン
(画像=PIXTA)

一般社団法人全国銀行協会では、新型コロナウイルスの影響によりカードローンなどの返済に困っている人に対してカウンセリングサービス などを実行しています。また各金融機関でもさまざまな取り組みを行っているため、自分が利用しているサービスを運営している企業が、どのような取り組みを行なっているのかを調べておくことは重要です。

取り組み内容や対応期間は金融機関によっても異なりますが、例えば以下のような取り組みをしているところもあります。

・カードローンの申込受付から融資実行、返済まで来店不要でインターネットで行える
・収入証明書類提出期間の緩和
・返済条件変更手続き時の手数料無料化
・特別融資の提供など

三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」

三菱UFJ銀行では「バンクイック」というカードローンを提供しています。カードローンは、事業性資金を除き、借りたお金を多目的に利用できるローンです。あらかじめ決められた一定の利用限度額の範囲であればいつでも自由に何度でもATMなどから借り入れ(現金引き出し)・返済ができるため、コロナ禍によって経済的困難な状況に陥った場合でも便利なサービスといえるでしょう。

バンクイックの場合、利用限度額は10 万~最高500万円まで、三菱UFJ銀行に口座を持っていない人でも利用できます。インターネットから24時間いつでも申し込みできるだけでなく銀行カードローンの中では最短翌日以降と審査が早い傾向のため、急いでいるときにも便利といえます。また、金利も借入限度額に応じて年1.8~14.6% と低めに設定されています。

消費者金融カードローンの上限金利が年18%程度 という点を考えるとバンクイックの金利の低さが目立ちます。そのため「大きな金額を借りたい」「長期的に返済していきたい」といった人は利用を検討するといいでしょう。

バンクイックを使うメリット

バンクイックを利用するメリットとして一番に挙げられるのは、金利の低さです。カードローンの利息は、「金利」「借入残高」「返済期間」で決まるため、金利の高低はローン選びの大切なポイントの一つです。

またバンクイックは三菱UFJ銀行という大手銀行が提供しているカードローンという安心感もあります。カードローンでは、借り入れや返済にATMを利用するケースが多くありますが、基本的にATM から現金を引き出したり、入金(返金)する際はATM利用料が必要になります。しかし、バンクイックでは、三菱UFJ銀行のATMだけでなくセブン銀行やローソン銀行、イーネットのATMを利用することができ、ATM利用手数料はいつでも何度でも0円です。

さらに借りすぎを防ぎ無理なく返済していけるよう借入前に自分でできる「返済シミュレーションサービス 」や、うっかり返済日を忘れることのないように返済期日の3営業日前に返済日をE メールで知らせてくれるサービスなどを提供しています。

審査を通りやすくするためには?

カードローンの審査に通るための重要なポイントは「返済能力がある」「返済遅延がない」の2つです。返済能力の判断の一つとして安定収入があることを確認されますが、バンクイックでは、50 万円超を借りるときには源泉徴収票など収入を証明する書類が必要になります。収入面で不安がある人は、50万円以下に抑えることで審査に通りやすくなるかもしれません。

しかし、年収にかかわらず過去に他のローンなどで返済遅延があったり滞納があったりする場合は、信用度が低下し審査に通りにくくなります。今後バンクイックの利用を検討したい人は、クレジットカードや携帯電話料金の引き落としなど支払期日をきちんと守ることが大切です。

カードローンの審査基準をチェックしておく

カードローン審査の基準はローン会社ごとに異なりますが、余裕を持って申し込みできるようチェックされる内容を把握しておきましょう。ただしカードローンの審査内容は金融機関側から開示されていないことがほとんどです。そのためここでは、審査基準となりやすいと推測される以下3つの情報について解説します。

他社の借入状況

すでに他社からの借り入れがあれば、その分返済の負担は大きくなります。融資する銀行にとっては、新たなローンを利用することで借入総額が膨らんでも充分に返済できるかどうかを確認することが必要になります。ちなみにバンクイックではWebサイト上で 「お借入診断」ができます。これは既存の借り入れ件数と金額を入力し借り入れ可能な状況かどうかを簡易診断するものです。

利用を検討している人は、まずは試してみるといいでしょう。

個人信用情報

ローンやクレジットカードを利用すると以下のような情報が信用情報登録機関へ登録されます。

・利用日、利用金額、支払回数などの借り入れ情報
・支払い遅延、延滞、任意整理、自己破産などによる金融事故の情報 など

個人信用情報は、奨学金や携帯電話の分割払いなどすべての債務が記録されています。そのため金融事故の記録があると返済遅延リスクが高いとみなされ審査に通らない可能性が高くなってしまうでしょう。ちなみにこれらの信用情報は、一般的に5 年間記録が残るとされています。

年収、勤務先、雇用形態、勤続年数

安定収入があることを確認するために収入や就業状況に関する審査があります。借入希望額が年収に対して高い場合、返済不能リスクを懸念し審査に通らない可能性もあるでしょう。借入額は、申し込みした金額だけでなく他の会社での借入金も含めた総額で判断されます。

借りる前に返済方法のチェックを

ローンを利用する場合には、借りられるかより「きちんと返済できるか」を自分自身で確認してみることが大切です。毎月の返済額はもちろん「どのような方法で返済していくのか」についても調べておきましょう。バンクイックでは「自動支払い(口座引き落とし)」「ATM」「振り込み」の3種類があります。

自動支払い(口座引き落とし)

三菱UFJ銀行の本人名義の普通預金口座から毎月の指定日に口座振替されることで返済していく方法です。同行に口座がない場合には、スマホアプリ「スマート口座開設」から口座開設の申し込みができます。

ATMによる返済

三菱UFJ銀行のATMだけでなくセブン銀行ATMやローソン銀行ATM、イーネットATMでも返済が可能です。月曜日1~5時、毎月第2土曜日の21~翌7時を除き0:10~23:50の時間帯ならいつでも利用できます。ATMの利用手数料・銀行の時間外利用手数料はかかりません。

振り込みによる返済

三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)を利用して振り込みで返済する方法です。この場合、振り込み手数料は不要です。ただしATMからの振り込み(上記、ATM返済を除く)や他の金融機関から振り込みする場合には手数料がかかります。また返済額の入金が15時以降となる場合は、翌平日窓口営業日扱いとなるため注意しましょう。

カードローンは、利息額が日割り計算になるため翌日になった場合はその分利息がかかります。

三菱UFJ銀行本体の「災害等特別融資」を利用する手も

新型コロナウイルスの影響を受けて三菱UFJ銀行では、2020年3月5日から法人・個人事業主向けに「災害等特別融資」の取り扱いをしています。融資金額は最大3,000万円で返済期間は最長5年以内(元金均等返済、据置期間1年以内)です。金利は年1.475%~となり審査結果に応じて同行所定の優遇金利が適用 されます。

「バンクイック」の下限金利が年1.8%ですから個人事業主で対象となる人は利用を検討してみるといいでしょう。

三菱UFJの「災害特別融資」を利用するには

「災害等特別融資」は、新型コロナウイルスの感染拡大により被害・影響を受けた法人または個人事業主が対象です。まずは、三菱UFJ銀行の国内拠点に確認してみましょう。月~金曜日9~17時まで電話で問い合わせが可能です。

新型コロナの影響で返済に困ったら

新型コロナウイルスの影響で失業したり収入が減少したりするなど既存のローン返済が困難になるというケースも考えられます。このような場合、まず行うべきことは借り入れしている金融機関に相談・連絡することです。何の連絡もしないまま返済が遅れてしまうとさまざまなデメリットが生じかねません。例えば以下のようなデメリットがあります。

・遅延損害金の発生
・優遇金利の適用がなくなり金利が上がる
・信用情報に傷がつく

三菱UFJ銀行では、新型コロナウイルスの影響でカードローンを含めて既存債務の返済が困難となった個人や個人事業主を対象にした特則「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」を2020年10月30日に設けま した。当ガイドラインは「法的債務整理の要件」に該当する個人や個人事業主が対象とされています。以下のような状況に当てはまる人は相談してみるといいでしょう。

・新型コロナウイルスの影響で収入が減りローンが返済できない
・資産より負債が多く返済できない
・新型コロナウイルス感染症の影響その他のローンの負担が大きくなり返済できない
・再スタートしたいが債務を返済できない

この特則が適用されれば債務者の生活状況などを勘案しながら財産の一部を手元に残したままで住宅ローン以外の債務が免除・減額される可能性があります。一方で新型コロナウイルス感染症以外の理由で返済困難となっている場合、当特則は適用されません。

また既存債務の状況によっては対象とならない可能性もあります。その場合でも返済が厳しい場合には放っておかず必ず次回の返済日が来る前に銀行に相談するようにしたほうがよいでしょう。

三菱UFJ銀行の新型コロナに対する取り組みまとめ

特別融資や債務整理に関する取り扱い以外にも三菱UFJ銀行では新型コロナウイルス感染拡大防止のための各種対策をしています。来店者と従業員の感染防止を目的に店内の混雑状況によっては入店を制限する場合もあります。店頭では営業時間中にマスクを着用したうえで接客の前後に手指のアルコール消毒などを徹底してい ます。来店する際には、マスク着用のエチケットを心がけましょう。

なお生活維持や事業継続に欠かせない業務は通常通りに取り扱っています。普通預金の入出金や振り込み、税金・公共料金の支払い、通帳・カードの再発行など問題なく行えるので安心でしょう。また三菱UFJ銀行では、個人を対象にしたインターネット取引「三菱UFJダイレクト 」も充実しており以下のような取り扱いができます。

・残高、入出金明細照会
・振り込みや振り替え
・Pay-easy(ペイジー)決済による税金・各種払い込み
・各種登録変更手続き
・定期預金や投資信託、外貨預金などの貯蓄商品申し込みから預け入れ・引き出しなど

今回、三菱UFJ銀行の新型コロナに対する取り組みやカードローン「バンクイック」について紹介しました。「バンクイック」は申し込みから契約までオンラインで可能です。いざというときには計画的に利用を検討してみてはいかがでしょうか。