コロナ禍の中にあっても右肩上がりで上昇していることから、アメリカ株が注目を集めています。アメリカ市場には、日本と比べて高配当の株式が多く、市場全体が成長を続けていることから長期投資には日本株よりアメリカ株のほうが向いているといえるでしょう。
しかし、「アメリカ株への投資は難しいのではないか」「情報があまりない」と感じている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、アメリカ株に投資するメリットや買い方、アメリカ株の投資におすすめの証券会社を紹介します。
アメリカ株は配当金が高いものが多い

アメリカの投資家は配当金によるインカムゲインを重視する傾向にあります。その分、アメリカでは、日本に比べて配当金が高く、投資家の期待にこたえている会社が多い傾向にあります。アメリカ株の配当に関する特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。
株主還元意識が高い
アメリカ株の配当金が多い一番の理由は「株主に利益を還元する」という意識が高いからです。また多少業績が悪化しても長期的に見て安定した成長を続けていけると判断すれば簡単には減配しません。長年にわたって増配を続けている企業も多く、株主はしっかりと配当利益を受け取れる仕組みが整っています。
配当回数も多い
日本の会社では、配当を年1回または2回行うという企業がほとんどですが、アメリカには、四半期ごとつまり年4回配当金を支払う会社が多くあります。例えばマクドナルド
長期連続増配銘柄もある
アメリカ株は、長期にわたって配当を増額し続けている会社も少なくありません。例えば プロクター・アンド・ギャンブル
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円高時はアメリカ株を買うチャンス
アメリカ株を購入するには、為替レートも意識しなければなりません。円の価値が上昇する円高ドル安のタイミングは、まさにアメリカ株を購入するチャンスです。例えば米ドル/円が100円だと仮定し配当年率5%の株を1万円分購入するとします。2年後も配当年率が5%で変わらず米ドル/円が113円になったと仮定する場合、1万円×1.13×(1+0.05×2)=1万2,430円相当の価値となる計算です(株価は同じ場合)。
このように円高ドル安のときにアメリカ株を購入することで高配当に加えて為替差益も合わさり、さらなるリターンを得られる可能性があります。
大統領選挙とアメリカ株価の関連
2020年は、アメリカの大統領選挙の年でアメリカの株価は大きく上昇しました。新型コロナウイルス感染症の拡大で2020年3月に一度は世界中の株価が大きく下落しましたが、その下落からすぐに株価は復活を果たし2020年11月24日にダウ平均株価は史上初めて3万米ドルの大台を突破 しました。大統領選挙は、バイデン氏が勝利し市場ではバイデン新政権の追加経済対策への期待が高まっている状況です。
このことから「今後もアメリカ株の株価はまだ上昇するのではないか」と見る向きが多くなっています。
おすすめの高配当アメリカ株
アメリカ株の中でも高配当または連続増配年数の長い銘柄かつ日本でも名の通った銘柄をピックアップしました。
ティッカー | 会社名 | 配当利回り | 連続増配年数 |
PG | プロクター・アンド・ギャンブル | 2.29% | 63 |
KO | コカ・コーラ | 3.11% | 58 |
JNJ | ジョンソンエンドジョンソン | 2.57% | 57 |
MMM | スリーエム | 3.42% | 62 |
XOM | エクソン・モービル | 3.39% | 37 |
MCD | マクドナルド | 2.45% | 44 |
IBM | IBM | 5.18% | 23 |
いずれも安定的に成長している銘柄で連続増配年数も多い点が特徴です。長期保有を投資スタイルとしているウォーレン・バフェットもプロクター・アンド・ギャンブル
そのため「高配当」というだけで飛びつかず業績や財務指標などをしっかり見極めましょう。エクソン・モービル
石油は生活に必要となるため感染症の影響が落ち着けば、株価も戻る可能性はありますが、留意が必要でしょう。
アメリカ株取引の基礎知識
アメリカ株の取引に必要な知識として取引時間と取引単位について解説します。
アメリカ株の取引時間
アメリカ株の取引時間は、ニューヨーク証券取引所の取引時間に合わせ日本時間の23 :30~翌6:00(サマータイム期間中は22:30~翌5:00)です。日本時間の昼間には取引できませんが、深夜帯に市場はオープンするのでじっくりと銘柄を選んで長期保有する株を購入するなら特に問題はないでしょう。
アメリカ株の取引単位は1株から
日本株は100株単位の購入が一般的ですがアメリカ株は1株から購入可能です。世界的に有名な会社の株も価格によっては手軽に購入できる点もアメリカ株投資の魅力といえます。また日本株では「ストップ高・ストップ安」という制限があ りますが、アメリカ株にはそのような制限はありません。自由に購入できるアメリカ株ですが為替の変動リスクがある点は注意しましょう。
アメリカ株を購入した時点よりも為替が大きく円高ドル安に進んだ場合は、株価が変わらなかったとしても評価額はドルの価値が下がる分下落します。
アメリカ株を買う方法
アメリカ株を買う方法について3つのステップに分けて解説します。

1.各証券会社で口座開設申し込み
アメリカ株を購入できる証券会社から利用したい会社を選びその証券会社の公式サイトから口座開設を申し込みましょう。申込画面で必要事項を入力してください。
ネット証券会社で口座開設の申し込みをする場合、必要書類を郵送でやり取りする場合とネットで申し込みを完結できる場合があります。申込手続きの内容に従い必要に応じて書類を返送しましょう。
必要書類を郵送した場合は、申込書類を送ってから1週間程度で証券会社の口座にログインするためのID・パスワードが送られてきます。書類の記載内容をもとに口座にログインしましょう。
2.日本株および外国株用の口座開設を行い、資金を用意する
証券会社の口座にログインしたら日本株の口座開設を申請します。その後外国株の口座開設も行いましょう。ネット上で日本株・外国株両方の口座開設はすぐ完了するのでそのままアメリカ株の取引が行えるようになります。早速自己資金を入金し株式の取引を始めましょう。
3.銘柄選定して、株式を購入
証券会社の取引画面でさまざまな条件でアメリカ株の銘柄を検索したりアメリカ株の情報を取得したりして投資する銘柄を検討します。自己資金の範囲内で高配当の銘柄や値上がり幅の大きい銘柄など自身の投資スタイルや目的に合致した銘柄に対して売買注文を出していきましょう。
アメリカ株おすすめ証券会社
アメリカ株を購入できるおすすめの証券会社を5社紹介します。各証券会社の取引手数料や取扱銘柄数、特徴を簡単に一覧表としてまとめました。
証券会社 |
米国株 取扱数 |
最低手数料 | 公式サイト |
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約定金額の 0.45%(※) |
公式サイト |
口座開設数国内No.1
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3,700銘柄 |
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公式サイト |
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取扱銘柄数は、日々変化する証券会社も多いので実際に口座開設する前にも確認してください。以降でそれぞれの証券会社について特徴を簡単に解説します。
DMM.com証券
DMM.com証券のアメリカ株の取引は、一切手数料がかからない点が他社にない大きな特徴です。取引手数料がかからない分、初心者でも取引を行いやすいのではないでしょうか。取扱銘柄数が905銘柄と少ない点はデメリットですが自分が購入したい高配当の銘柄を取り扱っているならぜひ利用を検討したい証券会社です。
マネックス証券
マネックス証券は、ネット証券会社の中ではアメリカ株の取扱銘柄数が多い点が特徴の証券会社です。手数料も他社並みで特に問題ありません。注文は24時間受け付けており、いつでも売買できます。できる限り選択肢の多いほうがいい人におすすめです。
SBI証券
SBI証券もアメリカ株の取引銘柄数は4,008銘柄と多くの銘柄を選べる証券会社です。またチャートなどが使いやすくチャート分析をしたい場合にもおすすめの証券会社です。
楽天証券
楽天証券もアメリカ株の取引委銘柄数は3,000銘柄に近い証券会社です。楽天証券最大の魅力は「マーケットスピード 」というトレードツール。とても使いやすくアメリカ株の情報収集が楽になると評判です。
サクソバンク証券
サクソバンク証券は、何といってもアメリカ株の取扱銘柄数が約6,000銘柄と他の証券会社と比べても倍近い多さが魅力です。手数料も完全無料のDMM.com証券を除けば比較的安く設定されています。他社で取り扱いのない銘柄を売買したい場合は、サクソバンク証券で取り扱っていないかどうか確認するといいでしょう。
アメリカ株は長期保有でリターンに期待できる
ここまで紹介してきたようにアメリカ株は、長期保有することでインカムゲインにも期待できます。これまで長い間増配を続けてきた銘柄や高配当の銘柄を選び業績など問題ないことを確認してから長期保有する銘柄を決めましょう。アメリカ株は1株から購入できるため、自分のペースに合う買い方をしてじっくりと保有するようにしてください。
この記事で紹介した証券会社は、いずれも多くの銘柄をそろえています。
実際に株式投資を始めてみる
実際にアメリカ株への投資を始めるなら紹介した証券会社がおすすめです。手数料の安い証券会社や取扱銘柄数の多い証券会社などそれぞれに特徴があるため、自分に合った証券会社を見極めて口座開設の申し込みをしましょう。
アメリカ株が取引できる証券会社の口座を開設して早速高配当のアメリカ株を売買してみてはいかがでしょうか。