アメリカ株(米国株)に投資したくても、どの証券会社で買えばよいのか迷ってしまいますよね。
アメリカ株(米国株)とはアメリカ合衆国(United States of America)で売買・取引されている株式ことを指します。ナスダックやニューヨーク証券取引所などの取引所で日本の東京証券取引所と同様に取引をされていおり、代表的な銘柄をあげると、アマゾン、フェイスブック、Google、アップルなどです。
今回は、このような米国株を取り扱っている日本のネット証券会社をおすすめ順に紹介します。お読みいただければ、選び方のポイントが分かりますよ。

目次
米国株取り扱いネット証券比較
最初に米国株を取り扱っているネット証券会社をランキング形式で確認してみましょう。
まずは簡単に米国株を取り扱っているネット証券各社を比較します。
※2020年6月27日時点
マネックス証券:米国株の取扱が多く手数料が安い
「マネックス証券」では、米国株ETF(上場投資信託)や個別銘柄を合わせると約3,800銘柄の取扱があります。さらに、手数料は約定代金の0.45%の業界最安水準だ(売却時のみ、現地取引費用がかかる)。例えば、1米ドル=100円の場合、約定代金が1万円(100米ドル)にかかる手数料は45円になります。
さらに、米国上場企業の分析ツール「銘柄スカウター米国株」を無料で利用できるのも嬉しいでしょう。売上高や営業利益などのデータをグラフ化にして、気になる銘柄の分析も自由に使えるのもマネックス証券の魅力です。
マネックス証券では、キャンペーンで取引手数料を最大3万円分までキャッシュバックを行っています。これを機会マネックス証券で米国株取引に挑戦してみてはいかがでしょうか。
DMM.com証券:米国株の取引手数料が無料
「DMM.com証券」では米国ETF(上場投資信託)、ADR、米国株式を合わせると、役1,100銘柄の取り扱いがあります。DMM.com証券は他の証券会社より銘柄数が少ないですが、「アプリから簡単に注文可能」・「米国株の取引手数料が無料」など、株初心者でも気軽に投資スタートできる環境が整っていることが魅力の一つです。
またDMM.com証券の最大の特徴としては、米国株取引手数料が完全無料であることが挙げられます。
これは他の証券会社にはない魅力の一つで、コストをできるだけ抑えたい人にとっておすすめの証券会社といえるでしょう。
DMM.com証券はキャンペーンとして、新規口座解説者の中から抽選で2,000円のキャッシュバックを行っています。
SBI証券:業界最多の米国株取り扱いを誇る
「SBI証券」の取り扱い数は米国ETF(上場投資信託)・個別銘柄を合わせると約3,900銘柄にものぼります。これはマネックス証券と肩を並べる程多く、業界最高水準となっています。Googleやアップルなどの大型IPO銘柄や新興国・先進国市場の指数に連動するETFなど、様々な銘柄を取り扱っていることも魅力の一つでしょう。
SBI証券のキャンペーンでは、他の証券会社からSBI証券に米国株式を移管した方に他社からの出庫手数料の全額キャッシュバックを行っています。SBI証券に乗り換えようと考えている人は今がチャンスといえるでしょう。
楽天証券:高機能な取引ツールが魅力
楽天証券では、米国株ETF・ADR・個別銘柄を合わせると、約3,600銘柄が取引可能です。
取引手数料は約定代金が2.22米ドル以下の場合、無料になります。そのため、米国株に少額でも投資をしてみたい方には楽天証券がおすすめです。
また約定代金が2.22米ドル〜4.444.45米ドル未満の場合、手数料は約定代金の0.495%であり、約定代金が4,444.45米ドル以上の場合は、上限22米ドル(税込)となります。
楽天証券の取引ツールの「MARKET SPEED」は米国株式にも対応しており、20種類以上のテクニカルチャートや銘柄に関する情報・ニュースをリアルタイムで公開しています。
ネット証券会社の米国株におけるサービスの特徴
今回ご紹介しているネット証券会社は米国株取引において、様々なサービスを実施しています。
DMM.com証券では、「DMM株 PRO」、「DMM株 STANDARD」などのPC専用ツールと、「DMM株」のスマートフォンアプリが用意されています。
「DMM株 STANDARD」とスマートフォンアプリ「DMM株」のかんたんモードは、取引画面がシンプルに構成されているため、初心者でも使いやすいでしょう。一方で、「DMM株 PRO」とスマートフォンアプリ「DMM株」のノーマルモードでは、取引経験がある中〜上級者が利用しやすいように細かく設計されています。米国株を取引しやすい環境を初心者から上級者まで整えられていることが魅力でしょう。
マネックス証券では、「トレードステーション米国株スマートフォン」という米国株取引専用のアプリが用意されています。連続注文、トレーリングストップ注文、逆指値注文などの注文方法にも対応。また、27種類の高機能なチャート分析も備えており、チャート画面から注文も実行できます。スマートフォンで取引が完結するため、自身の好きなタイミングで気軽に米国株を取引できるでしょう。
SBI証券では、米国ETF・米国株の定期購入サービスを提供しています。日付、曜日、ボーナス月で米国株を購入するタイミングを細かく設定できて、「外貨決済/円貨決済」・「株数指定/金額指定」の組み合わせも可能。米国株の取引時間帯で売買できない方や定期的に米国株を購入したい方におすすめのサービスといえるでしょう。
楽天証券では超割コースというサービスが存在し、米国株の取引手数料の1%ポイントバック(大口優遇は2%)されます。ポイントは「楽天証券ポイントコース」・「楽天ポイントコース」の2種類から選択可能。楽天証券ポイントコースを選択すると、ポイントを「JMBマイル」に交換してJALの特典航空券とも引き換え可能です。楽天ポイントコースを選択すると、貯まったポイントは楽天市場などの買い物で利用できます。
さらに、それぞれの証券会社では以下のように無料の投資情報も利用できます。
・DMM.com証券:「バロンズ・ダイジェスト」の米国株レポート
・ マネックス証券 :「バロンズ・ダイジェスト」、広木隆氏、大槻奈那氏などのアナリストによるレポート
・SBI証券 :ダウ・ジョーンズ社が発行する「バロンズ・ダイジェスト」レポート、モーニングスター社の個別銘柄レポートが閲覧できる「評価レポート」
・楽天証券:「バロンズ・ダイジェスト」の要約レポート、広瀬隆雄氏の「わかりやすいグローバル投資レポート」
米国株を購入するネット証券会社選びのポイント
ここまで米国株を購入することができるおすすめのネット証券会社を紹介してきました。ネット証券会社を選ぶ際におさえておきたいポイントは「手数料」「取扱銘柄数」「情報」の3つです。
「手数料」であれば、DMM.com証券がおすすめといえるでしょう。DMM.com証券は他のネット証券と比べて銘柄数は少ないものの、初心者でも取引しやすいスマホアプリを提供していたり、取引手数料が完全無料なところが魅力です。
「取扱銘柄数」であれば、マネックス証券・SBI証券・楽天証券がおすすめです。この3つのネット証券会社は取扱銘柄数も多く、自分が取引したい銘柄もきっと見つかることでしょう。
「情報」で選ぶならマネックス証券とSBI証券が有力な選択肢です。マネックス証券は岡元兵八郎氏・広木隆氏らによるオリジナルレポートを無料で閲覧することができ、様々観点から米国株を分析できます。 SBI証券はモーニング社の「評価レポート」やバロンズ・ダイジェストレポートなどを無料で閲覧できます。
米国株は世界最大の取引市場であり、「1株から取引可能」・「高い配当利回り」・「長期的な成長を見込める」などの日本株にはないメリットを持ち合わせています。
これを機に米国株の魅力を知り、米国株投資を始めてはいかがでしょうか。